「ススキノラフィラが閉店したけど、あの跡地はどうなったんだろう?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。札幌すすきのの顔として長年親しまれてきたラフィラが突然姿を消し、その後どんな施設が建ったのか、周辺の街並みにどんな変化があったのかを知りたい方に向けて、この記事では最新情報をわかりやすくお伝えします。閉店の背景から跡地開発の経緯、現在の施設の姿、そして周辺エリアへの影響まで、一連の流れを丁寧に解説していきます。
ススキノラフィラはなぜ閉店したのか

すすきのを代表する商業施設として長く愛されてきたススキノラフィラですが、2020年5月17日に営業を終了しました。閉店の直接的な背景には、建物の老朽化や商業環境の変化があったとされています。
近年、札幌市内では大型商業施設の競争が激化しており、消費者の購買行動もオンラインショッピングの普及によって大きく変わってきました。こうした時代の流れの中で、老朽化した建物をそのまま維持し続けることよりも、思い切って建て替えて新しい価値を生み出す方向へと舵が切られたのです。
また、すすきのエリア全体の再開発機運が高まっていたことも、閉店・建て替えという決断を後押しした要因のひとつと考えられます。単なる閉店ではなく、より魅力的な複合施設として生まれ変わるための「卒業」だったと言えるでしょう。
跡地に何ができるのか、開発計画の全容

ラフィラ閉店後、跡地がどうなるのかに注目が集まりました。東急不動産など5社による「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」として再開発が進められることが決まり、2020年6月25日から既存建物の解体工事が始まりました(東急不動産ニュースリリース 2020年6月25日付)。
計画段階から明らかにされていた内容によると、新しい施設にはホテル、シネマコンプレックス、商業店舗など多彩な機能が盛り込まれる予定でした。ホテル部分には札幌での運営実績がある東急ホテルズが入居し、映画館部分には直営劇場としては道内初出店となるTOHOシネマズが入ることも発表されていました(東急不動産ニュースリリース 2020年6月25日付)。
この計画は、単なる商業施設の建て替えにとどまらず、ホテルや映画館を組み合わせた複合型の都市開発として注目を集めました。すすきのという立地の特性を活かし、昼も夜も多くの人が集まる場所を目指した構想だったことがわかります。
COCONO SUSUKINOとして生まれ変わった跡地の現在
長い工事期間を経て、ススキノラフィラの跡地は「COCONO SUSUKINO(ここのすすきの)」として新たな姿を見せました。2023年11月30日に1stオープンを迎え、その後2024年1月31日に2ndオープンを果たしています(東急不動産 COCONO SUSUKINO施設情報)。
施設の規模は地上18階・地下2階で、複数の商業店舗が入居する大型複合施設です。所在地は北海道札幌市中央区南4条西4-1-1で、札幌市営地下鉄「すすきの」駅5番出口に直結しているため、雨や雪の日でも快適にアクセスできます(東急不動産 COCONO SUSUKINO施設情報)。地下鉄直結という利便性は、北海道の厳しい冬を考えると非常に大きな魅力です。
2024年1月にはホテルもオープンし、商業施設・映画館・ホテルが一体となった複合施設としての全容が整いました。TOHOシネマズの道内初出店も実現し、すすきのエリアに新たなエンターテインメントの拠点が誕生したことになります。ラフィラを知る世代にとっては感慨深い変化ですが、新しい世代にとっては魅力的な目的地として定着しつつあります。
ラフィラの代わりになる施設として受け入れられているか
「ラフィラがなくなって寂しい」という声がある一方で、COCONO SUSUKINOはラフィラの後継施設として着実に存在感を高めています。複数の商業店舗という規模は、ラフィラ時代と比べても遜色なく、むしろ映画館やホテルが加わったことで施設としての魅力は大きく広がりました。
ラフィラが長年担ってきた「すすきのの買い物スポット」という役割は、COCONO SUSUKINOに引き継がれています。さらに、映画鑑賞や宿泊という新たな用途が加わったことで、日帰りの買い物客だけでなく、観光客や映画ファン、ビジネス利用者など、より幅広い層が訪れる施設へと進化しています。
もちろん、長年親しんだ施設がなくなることへの惜しむ気持ちは自然なことです。しかし、老朽化した建物を刷新し、時代のニーズに合った複合施設として生まれ変わったCOCONO SUSUKINOは、すすきのエリアの新たなランドマークとして根付いていると言えるでしょう。
周辺の不動産相場や街並みへの影響
大型複合施設の誕生は、周辺エリアの不動産市場にも少なからず影響を与えます。一般的に、地下鉄駅直結の大型商業施設が完成すると、周辺の賃貸需要や地価に好影響をもたらすとされています。COCONO SUSUKINOの場合も、すすきの駅周辺の商業地としての魅力が高まることで、周辺物件への注目度が上がることが期待されます。
すすきのエリアはもともと北海道最大の繁華街として高い商業地価を誇るエリアです。そこに地上18階建ての大型複合施設が加わったことで、エリア全体の回遊性が高まり、周辺の飲食店や小売店にとっても集客増加につながる可能性があります。実際の不動産相場への影響については個別の物件や条件によって異なりますので、最新の情報は不動産会社や札幌市の公式情報をご確認ください。
また、ホテルの開業によって観光客の宿泊需要が周辺に波及する効果も考えられます。すすきのは夜の街というイメージが強いエリアですが、COCONO SUSUKINOの誕生によって昼間の来街者も増え、エリア全体の活性化につながることが期待されています。不動産投資の観点からも、すすきの周辺エリアは引き続き注目度の高いエリアと言えるでしょう。
まとめ
ススキノラフィラは2020年5月に営業を終了し、同年6月から解体工事が始まりました。その跡地は東急不動産など5社による複合開発計画のもと、「COCONO SUSUKINO」として生まれ変わり、2023年11月30日の1stオープンを経て2024年1月末に全面開業を果たしました。地上18階・地下2階、複数の商業店舗、地下鉄直結という充実した施設は、ラフィラの後継として、そしてすすきのの新たなランドマークとして着実に定着しています。かつてのラフィラを懐かしむ気持ちを大切にしながらも、新しいCOCONO SUSUKINOをぜひ訪れてみてください。すすきのの街は、今も進化し続けています。
参考文献・出典
- 東急不動産 ニュースリリース 2020年6月25日「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画について」 — https://www.tokyu-land.co.jp/news/2020/001124.html
- 札幌市 令和2年度第5回定例市長記者会見記録(2020年6月25日) — https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2020/20200625.html
- 東急不動産 ニュースリリース 2023年9月「COCONO SUSUKINO 2023年11月30日オープン決定」 — https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/001017.html
- 東急不動産 商業施設一覧「COCONO SUSUKINO」 — https://www.tokyu-land.co.jp/urban/shopping/list/017.html
- 東急不動産 大規模プロジェクト「COCONO SUSUKINO」 — https://www.tokyu-land.co.jp/mxd/sapporosusukino/