「毎月あと5万円あれば生活がずいぶん楽になるのに」と感じたことはないでしょうか。実は収益物件を活用した不動産投資なら、会社員として働きながらでも家賃収入という形で月5万円の不労所得を目指すことが可能です。ある30代の会社員は、福岡市内のワンルームマンションを購入し、3年目で月5万円のキャッシュフローを安定的に確保できるようになりました。こうした成功事例は決して特別なものではありません。
本記事では、2025年9月時点の最新データを交えながら、収益物件で安定した家賃収入を得るための具体的なステップを解説します。初心者がつまずきやすい資金計画や物件選び、さらに税制優遇の活用法まで順を追って説明するので、読み終えたときには最初に取るべき行動が明確になるはずです。
収益物件で月5万円の家賃収入を得る仕組み

不動産投資で不労所得を得る基本的な仕組みは、家賃収入からローン返済や諸経費を差し引いた差額を手元に残すことです。たとえば、家賃収入が月10万円でローン返済と管理費の合計が月5万円なら、差額の5万円が毎月の不労所得となります。この計算は単純に見えますが、実際には空室期間や突発的な修繕費なども考慮する必要があります。
家賃収入の源泉は当然ながら入居者です。したがって空室率をいかに低く抑えるかが収益安定の根本的な課題となります。国土交通省の賃貸住宅市場データによると、2024年度の全国平均空室率は約18%でしたが、都心部のワンルームは10%以下にとどまっています。この差は月々のキャッシュフローに直結するため、物件選びの段階で空室リスクを十分に検討することが重要です。
一方で、支出はローン返済だけではありません。固定資産税、火災保険、長期修繕費といったコストも計画的に積み立てる必要があります。つまり、不労所得を得るには「家賃収入から総支出を引いたキャッシュフローを常にプラスに保つ仕組み」をつくることが不可欠なのです。
初心者が押さえるべきキャッシュフロー計算の基本

収益物件への投資を検討する際、最初に理解しておくべきなのが表面利回りと実質利回りの違いです。表面利回りは物件価格に対する年間家賃の比率で、「年間家賃120万円÷物件価格2,000万円=6%」といった形で計算します。しかし、この数字には管理費や修繕積立金、税金などの経費が含まれていません。
実質利回りは、これらの経費をすべて差し引いた後の数値であり、投資判断にはこちらが重要です。具体的には、年間家賃120万円から管理費12万円、修繕積立金6万円、固定資産税8万円を引くと、実質収入は94万円となり、実質利回りは4.7%まで下がります。この差を理解せずに物件を購入すると、想定より少ないキャッシュフローに悩むことになりかねません。
さらに空室リスクも反映させる必要があります。東京都心のワンルームを例にすると、年間で1か月の空室期間を想定した場合、家賃収入は約8%減少します。金利上昇リスクも見逃せません。2025年現在、長期固定金利は2%前後で推移していますが、1%上昇するだけで30年間の総返済額が数百万円増える試算もあります。こうしたリスクを織り込んだうえで、手残りキャッシュフローが月1万円でもプラスを維持できる計画を立てることが大切です。
具体的なシミュレーション例
ここで実際の数字を使ってシミュレーションしてみましょう。物件価格2,000万円、自己資金400万円、借入金1,600万円、金利2%、返済期間30年という条件で計算します。月々のローン返済額は約5万9,000円となり、年間で約71万円の返済が必要です。
一方、家賃収入を月8万円とすると年間96万円。ここから管理費月5,000円、修繕積立金月5,000円、固定資産税年間8万円、火災保険年間2万円を差し引くと、年間の手残りは約7万円、月にすると約5,800円のキャッシュフローとなります。この数字は控えめな見積もりですが、空室なく運用できれば着実に資産形成が進みます。
成功する物件選びと立地分析のポイント
不動産投資において「立地が9割を決める」と言われるのには理由があります。同じ価格帯の物件でも、最寄り駅からの距離や生活利便性が異なれば、空室率と家賃水準に大きな差が生じるからです。総務省の「住民基本台帳人口移動報告」によると、2024年度も都心回帰の傾向が続いており、23区内の単身世帯数は前年比1.8%増加しています。
こうしたデータからもわかるように、都心部のワンルームは需要が底堅く、購入価格が高めでも空室期間が短い傾向にあります。福岡市のように転入超過が続く地方中核都市も同様に注目されています。実際に福岡市で新築ワンルームを購入した投資家の中には、入居率98%以上を維持しながら安定した家賃収入を得ているケースも少なくありません。
一方、郊外や地方都市は価格が抑えられ、表面利回りが高く見えることが多いです。しかし2040年にかけて人口減少が予測される地域では、家賃下落と高い空室率というリスクがつきまといます。高利回りだけで意思決定すると、長期的な不労所得どころか赤字経営に陥る可能性もあるのです。
物件種別の選び方
物件の種類によって投資スタイルは大きく異なります。区分マンションは管理組合が建物全体のメンテナンスを担当するため、オーナーの負担が軽く初めての投資に向いています。ただし、大規模修繕の時期や内容を自分で決められないというデメリットもあります。
アパート一棟の場合は、外壁塗装や屋上防水のタイミングを自分の裁量で決められる反面、修繕費がまとまって発生しやすく、十分な資金クッションが欠かせません。築古の戸建てを購入してDIYでリフォームし、低コストで収益化する手法も注目されています。ある投資家は築40年の戸建てを300万円で購入し、50万円のリフォーム費用をかけて月5万円の家賃収入を実現しました。目的と資金力を冷静に照らし合わせて選択することが成功への近道です。
2025年度の税制優遇と融資環境を最大限活用する
不動産投資では税制優遇と金融機関の融資姿勢をうまく活用することで、キャッシュフローを大幅に改善できます。2025年度も住宅ローン控除の賃貸併用住宅枠は継続しており、自己居住部分が50%以上の場合は所得税の還付を受けられます。控除期間や控除率は物件の省エネ性能と入居年によって変わるため、購入前のシミュレーションが欠かせません。
賃貸経営者向けには、住宅セーフティネット制度の改修補助が2026年3月まで延長されています。高齢者や子育て世帯を受け入れる住宅にリフォームを実施すると、工事費の3分の1(上限100万円)が補助される仕組みです。この制度を活用すれば、築古物件でも競争力を高めつつ初期費用を抑えることができます。
融資面を見ると、メガバンクは年収700万円以上や法人化を条件にする傾向がありますが、地方銀行や信用金庫は物件評価と自己資金2割で融資に応じるケースも残っています。金利は1.5%から2.5%が目安で、団体信用生命保険の付帯条件が融資総額に影響する点にも注意が必要です。
2025年4月からはインフレ連動型賃料改定ローンという新しい商品も登場しています。家賃が物価上昇に合わせて上がれば返済額も調整されるため、インフレ局面でキャッシュフローが圧迫されにくいと注目を集めています。自分のリスク許容度に応じて金融商品を選び、長期計画を固めることが重要です。
長期安定経営のためのリスク管理と管理会社選び
収益物件の運用で最も大切なのは、想定外の事態を「想定内」に変える備えです。突発的な修繕や自然災害は、キャッシュフローを一瞬で赤字に転落させる要因になりかねません。
修繕リスクについては、国土交通省の長期修繕計画ガイドラインで外壁塗装や屋上防水は12年から15年周期が推奨されています。毎月の家賃収入から5%から7%を修繕積立として確保しておけば、大規模修繕も慌てずに対応できます。2025年の火災保険は最長10年契約となり保険料も上昇傾向にあるため、長期一括払いで割引を受けるか短期契約で見直すかは資金計画と合わせて検討しましょう。
災害リスクでは、物件購入前にハザードマップを必ず確認してください。浸水想定区域内でも床上浸水対策を施した物件は家賃下落が小さいという統計データもあります。給湯器やエアコンの交換時期をあらかじめ逆算し、更新費用を予算化しておくことも安定経営の基本です。
管理会社選定のポイント
賃貸管理会社との連携もリスク管理の重要な要素です。家賃滞納保証や入居者トラブル対応を委託すれば精神的負担は軽くなりますが、管理手数料が家賃の3%から5%上乗せされます。管理会社を選ぶ際は、手数料の安さだけでなく、入居率の実績、24時間対応の有無、退去時の原状回復対応の質などを比較検討することが大切です。
サブリース契約という選択肢もありますが、家賃保証額の改定条件や中途解約時の違約金については契約前に必ず確認してください。表面上は安定収入が得られるように見えても、数年後に保証賃料が大幅に引き下げられるケースも報告されています。契約書の細部まで目を通し、不明点は契約前に解消しておくことが重要です。
出口戦略と相続対策も視野に入れる
不動産投資は購入がゴールではありません。いつ、いくらで売却するかという出口戦略を最初から考えておくことで、投資全体の収益性が大きく変わります。一般的に築15年から20年が売却の一つの目安とされており、この時期に売却すると建物の減価償却が進んだ状態で譲渡益を確定できます。
相続対策としても収益不動産は有効です。現金で相続するよりも不動産として相続する方が相続税評価額が低くなる傾向があり、特に賃貸中の物件は貸家建付地として評価減のメリットを受けられます。ただし、相続後に物件を売却しようとしても買い手がつかないリスクもあるため、立地選びの段階で流動性の高いエリアを選ぶことが大切です。
まとめ:月5万円の家賃収入を実現するために
この記事では、収益物件を活用して月5万円の家賃収入を得るための具体的なステップを解説しました。家賃収入と総支出の差をプラスに保つ仕組みづくり、立地重視の物件選び、2025年度の税制優遇と融資環境の活用、そして修繕や災害に備えるリスク管理が成功への鍵となります。
小さなキャッシュフローでも黒字を積み重ねれば、繰上返済や次の物件取得の原資に変わります。まずは無料のオンラインセミナーに参加したり、不動産投資会社に資料請求したりすることから始めてみてください。自分の資金力とライフプランを整理し、一件目の物件選定に向けて具体的な一歩を踏み出すことが大切です。
よくある質問
月5万円の家賃収入を得るには自己資金がいくら必要ですか?
物件価格の1割から2割が目安です。たとえば2,000万円の物件なら200万円から400万円の自己資金が必要となります。これに加えて、仲介手数料や登記費用などの諸経費として物件価格の5%から7%程度を見込んでおくと安心です。
会社員でも融資を受けられますか?
年収400万円以上の会社員であれば、多くの金融機関で融資審査の対象となります。勤続年数3年以上、クレジットカードの延滞履歴がないといった条件も重視されます。地方銀行や信用金庫は比較的柔軟に対応してくれるケースが多いです。
月5万円を達成するまでにどのくらいの期間がかかりますか?
物件の選び方と融資条件によりますが、キャッシュフローが月5万円に達するまでには通常2年から5年程度かかります。繰上返済を積極的に行うことで、この期間を短縮することも可能です。
参考文献・出典
- 国土交通省 賃貸住宅市場データ集 2025年版
- 総務省 住民基本台帳人口移動報告 2024年度
- 国土交通省 長期修繕計画作成ガイドライン 2024改訂版
- 財務省 税制改正の解説(住宅ローン控除2025年度)
- 住宅金融支援機構 2025年度フラット35金利動向