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虎ノ門再開発はいつ完成?最新状況を解説

「虎ノ門の再開発はいつ終わるのか」「今どこまで進んでいるのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。虎ノ門は東京でも屈指の注目再開発エリアであり、不動産投資や移住を検討する方にとって将来性を占う重要な情報が集まっています。ただし「完成」という言葉には、個々のビルの開業、地区の工事完了、エリア全体の整備完了という複数の意味が含まれており、これを分けて考えないと答えがぼやけてしまいます。この記事では、虎ノ門ヒルズを中心とした各地区の進捗を時系列と地区別に整理し、公的機関や事業者の公式情報をもとに正確な現状をお伝えします。

虎ノ門再開発の起点と全体像

虎ノ門エリアの大規模再開発は、2014年の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」竣工を起点として本格的に動き始めました。それまで比較的地味な印象だった虎ノ門が、一気に国際的なビジネス拠点へと変貌するきっかけとなったのがこの森タワーです。森タワーは環状二号線との一体的な開発として誕生し、単にビルを建てるだけでなく、交通インフラの整備と周辺街区の再開発を同時並行で進める都市モデルとして注目を集めました。

この開発の中核である虎ノ門ヒルズは、公式情報によると区域面積7.5ヘクタール、延床面積80万平方メートルという巨大な規模を誇ります。ひとつのビルではなく複数のタワーで構成される複合都市であり、それぞれが異なるタイミングで竣工・開業してきました。そのため「虎ノ門ヒルズがいつ完成したのか」を理解するには、各タワーの流れを追う必要があります。

各タワーの竣工・開業を時系列で整理する

虎ノ門ヒルズの主要開発は、およそ10年をかけて段階的に進んできました。まず起点となった森タワーが2014年に開業し、その後の展開が本格化していきます。特に大きな転機となったのが2020年でした。「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」がオフィス・商業・ホテルを備えた複合施設として開業し、同じ2020年6月6日には東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が誕生しています。東京メトロによると、この駅は日比谷線の全線開業以来56年ぶりに新設された駅であり、エリアのアクセス性を大きく高める画期的な出来事でした。

その後、居住機能を担う「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が2022年に竣工し、虎ノ門に「住む」という新たな選択肢が加わりました。そして2023年10月6日には「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が開業しています。ステーションタワーは虎ノ門ヒルズ駅と直結し、交通利便性と都市機能を高い次元で融合させた施設として評価されています。UR都市機構によると、虎ノ門ヒルズ駅は2023年7月にステーションタワーの地下広場と一体となった空間として本格供用を開始しており、駅と街が文字どおり一体化した点が特徴です。

そして直近では「グラスロック」が加わりました。森ビルは2025年1月時点で、このグラスロックの開業によって「虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの再開発事業」が完結すると案内しています。つまり、2014年の森タワーから始まった虎ノ門ヒルズの主要開発は、2025年におけるグラスロック開業でひとつの大きな節目を迎えることになります。この流れを整理すると次のようになります。

施設・駅時期役割
森タワー2014年再開発の起点となるオフィス複合ビル
ビジネスタワー2020年オフィス・商業・ホテルの複合施設
虎ノ門ヒルズ駅2020年6月56年ぶりの日比谷線新駅
レジデンシャルタワー2022年居住機能を担う住宅棟
ステーションタワー2023年10月駅直結の複合施設
グラスロック2025年ステーションタワー再開発事業の完結

虎ノ門ヒルズ以外の周辺地区はまだ進行中

ここで重要なのは、虎ノ門ヒルズの主要開発が一区切りしても、虎ノ門エリア全体の再開発が終わったわけではないという点です。実際には複数の街区が連動しながら長期にわたって整備が進んでおり、地区ごとに完了時期が異なります。「虎ノ門再開発の完成時期」を正しく理解するには、虎ノ門ヒルズだけでなく周辺地区まで視野に入れる必要があります。

まず虎ノ門ヒルズの母体にあたる虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業について、港区の情報によると工事完了予定時期が設定されています。この地区は複数の街区で構成され、A-1街区が約236,640平方メートル、A-2街区が約8,800平方メートル、A-3街区が約8,100平方メートルという規模です。数値からもわかるとおり、A-1街区が地区全体の大部分を占める中核となっています。

一方、隣接する虎ノ門一丁目東地区では新たなプロジェクトが進行しています。港区の情報によると、この地区は建築工事に着工し、建築工事完了を予定しています。計画規模は地上29階・地下4階、高さ約180メートル、延べ面積約119,890平方メートルと大型で、虎ノ門の再開発が今後も続くことを示しています。

さらに虎ノ門二丁目地区では、完了までの時間軸がより長くなっています。UR都市機構の公式資料によると、業務棟である「虎ノ門アルセアタワー」の建築工事は2025年2月に完了しており、地区の都市基盤施設整備工事完了予定は令和11年度(2030年度)とされています。加えて2025年7月末には「南広場」が完成し、同年3月に整備された空中歩行者デッキとあわせて、虎ノ門二丁目地区から虎ノ門ヒルズ駅へのアクセスが向上しました。ビルの竣工と地区全体の整備完了には数年の開きがあることが、この地区からよくわかります。

また、虎ノ門に隣接する虎ノ門・麻布台地区の再開発も見逃せません。港区の情報によると、この地区は区域面積約8.1ヘクタール、住宅戸数1,410戸を擁する大規模開発で、工事完了は2025年度を予定しています。これらを総合すると、「虎ノ門ヒルズの主要開発は2025年に一区切りを迎える見通しだが、周辺地区は2027年度・2030年度と段階的に完了していく」というのが現時点での正確な答えとなります。

再開発が不動産に与える影響と投資の視点

虎ノ門エリアの再開発は、周辺の不動産市場にも大きな影響を及ぼしてきました。新駅の開業や大型複合施設の誕生は、エリアの利便性と知名度を高め、物件需要の増加につながる傾向があります。一般的に、再開発が進むエリアでは地価や賃料が上昇しやすいとされており、虎ノ門でも2014年の森タワー竣工以降、オフィス需要や居住需要が高まってきたと広く報じられています。

とりわけ虎ノ門ヒルズ駅の開業と、駅・地下広場・空中歩行者デッキが一体化した交通インフラの整備は、それまで最寄り駅から距離のあったエリアの利便性を劇的に改善しました。駅直結という条件は、オフィスビルにとっても住宅にとっても大きな付加価値です。レジデンシャルタワーの竣工によって居住人口が増え、虎ノ門が「住む・働く・遊ぶ」が揃った複合都市へと変わりつつある点も、長期的な需要の安定につながると考えられます。

ただし、再開発エリアへの投資には注意点もあります。開発が一巡した後は価格上昇の勢いが落ち着くケースもあり、周辺に新築物件が増えることで既存物件の相対的な価値が変化することもあります。虎ノ門の場合、二丁目地区の基盤整備が2030年度まで続くように、地区ごとに完了時期がずれている点は投資判断に影響します。進捗状況だけでなく、賃料相場や空室率といった実際の市場データも合わせて確認することが欠かせません。

比較で見る武蔵小杉の再開発

再開発エリアを検討する際、虎ノ門とあわせて名前が挙がることが多いのが川崎市の武蔵小杉です。両エリアはいずれも交通利便性を軸に価値を高めてきた点で共通しています。川崎市によると、武蔵小杉はJR南武線・横須賀線と東急東横線・目黒線が交差する交通結節点と位置づけられ、「歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり」が推進されています。複数路線が集まる立地は、虎ノ門が日比谷線新駅で利便性を高めた構図と重なる部分があります。

武蔵小杉でも大規模開発が続いています。川崎市の資料によると、小杉町一丁目地区開発計画は商業と住宅約500戸を備えた43階建・高さ約155メートルの計画で、完成時期は2032年度末から2033年度上期が予定されています。また日本医科大学武蔵小杉キャンパスの再開発C地区は、商業や高齢者向け福祉サービス施設、保育所、住宅約1,440戸を含み、2028年度の完了が見込まれています。交通面でも、JR横須賀線武蔵小杉駅では2022年12月に新下りホームが供用開始しています。虎ノ門が都心のビジネス拠点として進化する一方、武蔵小杉は住宅を軸にした生活利便性の高い街として整備が進んでおり、目的に応じて比較検討する価値があります。

今後の虎ノ門をどう見るか

虎ノ門エリアは、主要な虎ノ門ヒルズの開発が一区切りを迎える一方で、一丁目東地区や二丁目地区、麻布台地区といった周辺地区の整備が引き続き進行しており、街全体の変容はまだ続いています。単なるオフィス街から多機能な複合都市へと変わりつつある流れは、長期的な需要の安定につながると一般的に考えられています。

ただし、今後の開発計画の詳細や完了時期は、市場環境や行政との調整によって変わることもあります。数値や完了予定年度も含め、最新情報は港区やUR都市機構、森ビルといった公式サイトで随時確認することが大切です。投資や移住を検討している方は、こうした一次情報を丁寧に追いかけることが正確な判断への近道となります。

まとめ

虎ノ門の再開発は、2014年の森タワーを起点に、ビジネスタワーと虎ノ門ヒルズ駅(2020年)、レジデンシャルタワー(2022年)、ステーションタワー(2023年)と段階的に進み、2025年のグラスロック開業で虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの再開発事業が完結する見通しです。一方で、一丁目東地区は2027年度、二丁目地区の基盤整備は2030年度と、周辺地区の整備はなお継続します。「完成」の意味を開業・工事完了・地区全体の整備完了に分けて捉えることが、正確な理解の鍵です。虎ノ門は今後も東京を代表する注目エリアであり続けるでしょう。最新情報は必ず各公的機関や事業者の公式サイトで確認してください。

参考文献・出典

  • 森ビル「「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」2023年10月6日開業」 — https://www.mori.co.jp/press/release/post_659/
  • 森ビル「虎ノ門ヒルズ「グラスロック」が開業」 — https://www.mori.co.jp/press/release/post_714/
  • 虎ノ門ヒルズ「虎ノ門ヒルズについて」 — https://www.toranomonhills.com/about/
  • 東京メトロ「2020年6月6日(土)日比谷線虎ノ門ヒルズ駅 開業」 — https://www.tokyometro.jp/news/2020/207736.html
  • UR都市機構「日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備事業」 — https://www.ur-net.go.jp/urtoranomon/service/hibiya-line-new-station.html
  • 港区「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」 — https://www.city.minato.tokyo.jp/saikaihatsu/kankyo-machi/toshikekaku/shigaichi/saikaihatsu/toraichini.html
  • 港区「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 — https://www.city.minato.tokyo.jp/saikaihatsu/kankyo-machi/toshikekaku/shigaichi/saikaihatsu/tora1e.html
  • UR都市機構「虎ノ門二丁目地区」 — https://www.ur-net.go.jp/urtoranomon/service/2-toranomon.html
  • UR都市機構「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業により南広場が完成しました」 — https://www.ur-net.go.jp/news/20250801_tohto_toranomon.html
  • 港区「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 — https://www.city.minato.tokyo.jp/saikaihatsu/kankyo-machi/toshikekaku/shigaichi/saikaihatsu/tora-asa.html
  • 川崎市「小杉駅周辺地区のまちづくり」 — https://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/54-12-2-1-3-2-0-0-0-0.html
  • 川崎市「小杉駅周辺地区の開発概要等」 — https://www.city.kawasaki.jp/500/cmsfiles/contents/0000077/77303/kaihatsugaiyou_.pdf

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