「小岩駅の再開発、いつ終わるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。工事が長引いているように感じたり、南口と北口で状況が違うと聞いて混乱している方もいるかもしれません。この記事では、江戸川区の公式資料をもとに、小岩駅周辺の再開発が現在どの段階にあるのか、そしていつ頃に完成するのかを地区ごとにわかりやすく整理します。「南口はもう終わったの?」「北口はまだかかるの?」といった疑問にも順を追ってお答えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
小岩駅の再開発は「一つの工事」ではない

まず押さえておきたいのは、小岩駅周辺の再開発が複数の地区に分かれて進んでいるという点です。「小岩駅の再開発」と一口に言っても、実際には北口地区・南小岩六丁目地区・南小岩七丁目地区などの複数の事業が並行して動いています。江戸川区のホームページでも「市街地再開発事業が1地区で完了し、2地区で事業中」と明記されており、全体を一つのスケジュールで語ることはできません(江戸川区ホームページ)。
このような大規模な再開発が複数地区に分かれているのは、土地の権利関係や事業の優先順位が地区ごとに異なるためです。そのため、「小岩駅の再開発はいつ完成するか」という問いに答えるには、どの地区の話をしているのかを明確にする必要があります。南口側と北口側では完成時期が大きく異なり、現在の進捗状況もまったく違います。
また、再開発には建物の完成だけでなく、道路や交通広場などの基盤整備も含まれます。建物が完成しても、駅前の広場や道路工事が続くケースは珍しくありません。小岩駅周辺でもまさにこの状況が起きており、「建物は完成したのに工事が続いている」と感じる方が出てくるのはそのためです。
南口エリアの再開発はほぼ完了段階

南口側に位置する南小岩六丁目地区の再開発は、2026年時点でほぼ完了に近い段階を迎えています。同地区のⅢ街区施設建築物「FIRSTAⅢ/プラウドタワー小岩フロント」は令和8年(2026年)2月に竣工し、同年3月より入居が開始されました(野村不動産ホールディングス プレスリリース)。さらに、江戸川区によると、JR小岩駅南口に新たな公共駐輪場が令和8年4月1日にオープンしており、生活インフラとしての整備も着実に進んでいます(江戸川区ホームページ)。
南小岩六丁目地区は複数の街区に分かれて段階的に整備が進められてきました。Ⅲ街区の竣工をもって、この地区の再開発事業は実質的な完了に近づいたと言えます。駅の南側を利用している方にとっては、長年続いた工事がようやく一段落したと感じられる時期に差し掛かっています。
ただし、「南口の再開発がすべて終わった」と断言するには注意が必要です。南小岩七丁目駅前地区については、完成予定を明示する一次情報が現時点では確認できていません。南口エリア全体の最新状況については、江戸川区の公式ホームページで随時確認されることをおすすめします。
北口の再開発はいつ完成するのか
北口地区の再開発は、南口と比べると完成までにまだ時間がかかります。令和5年(2023年)1月に着工した北口地区の新築工事は、令和9年(2027年)1月の完成に向けて現在進行中です(まちづくりだより No.38 / 江戸川区)。つまり、北口の建物については2027年初頭が一つの目安となります。
しかし、建物が完成してもすぐに工事が終わるわけではありません。北口地区では交通広場の整備工事が令和8年度(2026年度)から令和12年度(2030年度)にかけて実施される予定です(まちづくりだより No.38 / 江戸川区)。駅前の交通広場は、バスやタクシーの乗降場所として機能する重要な空間であり、その整備には数年単位の時間が必要です。
江戸川区の計画書によれば、JR小岩駅北口地区市街地再開発事業の事業期間は令和元年度(2019年度)から令和12年度(2030年度)とされています(第10次江戸川区交通安全計画 / 江戸川区ホームページ)。つまり、北口エリアの再開発が完全に完了するのは、早くても2030年度ということになります。「北口の工事はいつまで続くの?」と感じている方には、2030年度が一つの区切りとして参考になるでしょう。
再開発後の小岩駅はどう変わるのか
再開発が進むことで、小岩駅周辺の街並みは大きく変わりつつあります。南小岩六丁目地区では高層の複合施設が完成し、住宅・商業・公共施設が一体となった新しい街区が誕生しました。北口地区でも同様に、住宅や商業施設を含む複合ビルの建設が進んでおり、駅前の景観は再開発前と比べて大きく様変わりする見込みです。
交通面でも変化が期待されます。交通広場の整備が完了すれば、バスやタクシーの動線が整理され、駅周辺の混雑が緩和されると考えられます。また、公共駐輪場の新設は自転車利用者にとっても利便性の向上につながります。こうしたインフラの整備は、住民の日常生活の質を高めるだけでなく、地域全体の魅力向上にも貢献するものです。
不動産投資の観点から見ると、再開発が進む地域は資産価値が上昇しやすい傾向があります。ただし、再開発の効果が価格に織り込まれるタイミングや程度は物件ごとに異なります。投資を検討する際は、完成後の街の姿だけでなく、工事期間中の生活環境や賃貸需要の変化なども含めて総合的に判断することが大切です。
最新情報の確認方法と注意点
再開発のスケジュールは、工事の進捗や行政の計画変更によって変わることがあります。現時点で確認できる情報をもとに整理しましたが、今後の状況変化には注意が必要です。最新の情報は、江戸川区ホームページの「JR小岩駅周辺地区の歩み」や「まちづくりだより」のページで定期的に更新されていますので、こまめに確認することをおすすめします。
また、再開発の情報を調べる際には、「どの地区の話か」を意識することが重要です。南口と北口では完成時期が異なり、さらに同じ地区の中でも建物の完成と交通広場の整備では時期が違います。ニュースや口コミで「小岩の再開発が終わった」という情報を見かけた場合も、それがどの地区・どの工事を指しているのかを確認するようにしましょう。
地元住民の方や周辺への引越しを検討している方にとっては、工事期間中の騒音や通行規制なども気になるポイントです。こうした生活への影響については、江戸川区や再開発組合が発行するまちづくりだよりに詳しく掲載されていることが多いため、定期的にチェックすることをおすすめします。
まとめ
小岩駅周辺の再開発は、南口側と北口側で進捗が大きく異なります。南小岩六丁目地区は2026年3月に主要建物が竣工・入居開始となり、ほぼ完了段階に入りました。一方、北口地区は建物の完成が2027年1月予定で、交通広場の整備は2030年度まで続く見込みです。つまり、「小岩駅の再開発がすべて終わる」のは、早くても2030年度以降ということになります。
再開発が完了すれば、小岩駅周辺は住環境・交通環境ともに大きく改善されることが期待されます。引越しや不動産投資を検討している方は、地区ごとのスケジュールを把握したうえで計画を立てると、より的確な判断ができるでしょう。最新情報は必ず江戸川区の公式ホームページでご確認ください。
参考文献・出典
- 江戸川区ホームページ「JR小岩駅北口地区(北口駅前地区)」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e020/toshikeikaku/chiki/koiwaekishuhen/katsudo/kitaguchiekimae/index.html
- 江戸川区「まちづくりだより No.38(JR小岩駅周辺地区まちづくり協議会)」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/960/machidukuridayori38.pdf
- 江戸川区「まちづくりだより No.39(JR小岩駅周辺地区まちづくり協議会)」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/960/machidukuridayori39.pdf
- 江戸川区ホームページ「第10次江戸川区交通安全計画(テキスト版)」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/text/20260215kotsukeikaku_t2.html
- 野村不動産ホールディングス プレスリリース「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業 Ⅲ街区竣工」 — https://www.nomura-re-hd.co.jp/news/004676.html
- 江戸川区ホームページ「JR小岩駅周辺地区の歩み」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e020/toshikeikaku/chigi/koiwaekishuhen/machi/keika.html
- 江戸川区ホームページ「駐輪対策」 — https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e058/kurashi/kotsu/churintaisaku/churinjo/index.html