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小田急百貨店新宿店が閉店した3つの理由と2029年の未来

「小田急百貨店新宿店がなぜ閉店したのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。長年にわたって新宿西口の顔として親しまれてきた百貨店が突然姿を消したことに、驚きや寂しさを感じた方も少なくないはずです。実は閉店の背景には、単なる業績不振ではなく、新宿という街全体を大きく変える壮大な再開発計画が深く関わっていました。この記事では、閉店の正確な日付から閉店に至った本当の理由、そして跡地が現在どのような状況にあるのかまで、わかりやすく整理してお伝えします。

小田急百貨店新宿店本館が閉店したのはいつか

小田急百貨店新宿店本館が閉店したのはいつかのイメージ

まず押さえておきたいのは、閉店の正確な日付です。小田急百貨店新宿店本館は、2022年10月2日(日)をもって最終営業日を迎えました。小田急百貨店株式会社の公式発表によると、翌10月4日(火)には新宿西口ハルクにてリニューアルオープンを果たしており、百貨店としての営業そのものが完全に終わったわけではありません。

この点は多くの方が誤解しやすいポイントです。「小田急百貨店が閉店した」という表現が広まりましたが、正確には「新宿店本館での営業を終了し、ハルクへ移転した」というのが実態です。長年親しんだ本館の建物がなくなることへの惜別の気持ちが、「閉店」という言葉に込められていたのかもしれません。

小田急電鉄の会社略年表でも、2022年10月2日の本館最終営業と、10月4日のハルクでのリニューアルオープンが明確に記録されています(小田急電鉄株式会社 会社小史・略年表)。つまり、お客様の買い物の場は形を変えながらも継続されているのです。

閉店の本当の理由は再開発計画にあった

閉店の本当の理由は再開発計画にあったのイメージ

実は、閉店の最大の理由は業績不振でも老朽化でもなく、新宿駅西口地区の大規模な都市再開発計画への対応でした。小田急電鉄株式会社は東京地下鉄株式会社などと共同で、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである「新宿駅西口地区開発計画」を推進しており、その進捗に伴って本館での営業を終了することが決定されたのです(小田急電鉄株式会社 プレスリリース 2021年7月)。

この再開発計画は、新宿駅と周辺の街との連携をより強固にすることを目的としています。東京地下鉄株式会社の発表によると、計画では駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークや、にぎわいと交流を生み出す滞留空間の整備が盛り込まれています。さらに、災害時の帰宅困難者支援などの防災機能の強化や、環境負荷の低減も重要な目的として掲げられています(東京地下鉄株式会社 ニュースリリース 2020年9月)。

つまり、百貨店の閉店は「街の衰退」を示すものではなく、むしろ「街の大きな変革の始まり」を告げるものだったといえます。長年にわたって新宿西口を支えてきた建物が、より豊かな都市空間を生み出すための礎となったのです。

計画建物のスケールと新宿の未来像

この再開発がどれほど大規模なものかを知ると、閉店の意味がより深く理解できます。東京地下鉄株式会社の発表によれば、計画建物は地上48階、高さ約260メートルという超高層ビルになる予定です。高層部にはハイグレードなオフィス機能が入り、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能が備わる予定で、新宿グランドターミナルの一体的な再編を象徴する大規模開発と位置づけられています(東京地下鉄株式会社 ニュースリリース 2020年9月)。

高さ約260メートルというのは、現在の新宿の街並みを大きく塗り替えるスケールです。新宿西口は長年にわたって独自の景観を保ってきましたが、この開発によって東京を代表する国際的なビジネス・商業拠点へと生まれ変わることが期待されています。

また、この計画は単に建物を建て替えるだけではありません。新宿駅直近地区土地区画整理事業と一体となって進められており、駅と周辺エリアをシームレスにつなぐ歩行者動線の整備も含まれています。日常的に新宿を利用する方にとっては、将来的に移動のしやすさが大きく向上することが期待できます。

解体工事から新築着工へ、跡地は今どうなっているか

閉店後の旧本館がどうなったかも、多くの方が気になるところでしょう。小田急電鉄株式会社と東京地下鉄株式会社の発表によると、2022年10月3日(月)以降、旧小田急百貨店新宿店本館(新宿地下鉄ビルディング)および新宿駅西口本屋ビルの解体工事に順次着手しました。旧本館は新宿駅の直上に位置するという特殊な立地条件があるため、安全を最優先に慎重に工事が進められています(東京地下鉄株式会社 解体工事進捗状況ページ)。

そして2024年3月25日(月)には、3社共同事業「A区」において新築工事への着工が発表されました。東京地下鉄株式会社のニュースリリースによると、当該建物の竣工予定は2029年度とされています(東京地下鉄株式会社 ニュースリリース 2024年3月)。つまり、2026年8月現在は工事の真っ只中にあり、新宿西口の景色は日々変化し続けているということです。

2029年度の竣工を目指して着実に工事が進む一方で、百貨店機能はハルクに移転して継続されています。新宿西口を訪れる方にとっては、しばらくの間は工事の様子が目に入ることになりますが、それは新しい新宿の誕生を告げる光景でもあります。

ハルクへの移転後、買い物はどこでできるか

本館が閉店した後、小田急百貨店の機能は新宿西口ハルクへと集約されました。ハルクは本館の閉店翌々日にあたる2022年10月4日にリニューアルオープンしており、百貨店としての営業は途切れることなく継続されています。新宿西口エリアで小田急百貨店を利用したい方は、引き続きハルクを訪れることで買い物を楽しむことができます。

ただし、本館とハルクでは規模や売場構成が異なります。長年本館で親しんでいた売場やサービスがそのままの形で引き継がれているわけではないため、初めてハルクを訪れる際は事前に売場案内を確認しておくとスムーズです。最新の売場情報については、小田急百貨店の公式ウェブサイトでご確認いただくことをおすすめします。

また、新宿エリアには他にも多くの商業施設が集積しています。再開発が完了する2029年度以降は、新たな商業機能を備えた超高層ビルが加わることで、新宿西口の買い物環境はさらに充実することが期待されます。一時的な不便を感じる方もいるかもしれませんが、長期的には街全体の魅力が高まる変化といえるでしょう。

まとめ

小田急百貨店新宿店本館が閉店した理由は、業績不振や老朽化ではなく、新宿駅西口地区の国家戦略特別区域における大規模な都市再開発計画への対応でした。2022年10月2日に本館での営業を終え、翌10月4日にはハルクでリニューアルオープンするという形で、百貨店機能は継続されています。旧本館の跡地では解体工事を経て2024年3月に新築着工が始まり、地上48階・高さ約260メートルの超高層ビルが2029年度の竣工を目指して建設中です。閉店を惜しむ気持ちは自然なことですが、それは新宿という街が次のステージへと踏み出す大きな一歩でもあります。完成後の新宿西口がどのような姿になるのか、期待を持って見守っていきましょう。

参考文献・出典

  • 小田急電鉄株式会社 プレスリリース(2021年7月)「小田急百貨店は新宿駅西口再開発工事に伴い2022年9月末(予定)をもって新宿店本館での営業を終了します。」 — https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001z2w5-att/o5oaa1000001z2wc.pdf
  • 小田急百貨店株式会社 プレスリリース(2022年5月)「小田急百貨店新宿店本館は、2022年10月2日(日)を最終営業日とし、新宿店は、新宿西口ハルクにて営業を継続します。」 — https://www.odakyu-dept.co.jp/corporation/press/v4l5d0000014zfds-att/nr20220518.pdf
  • 東京地下鉄株式会社 ニュースリリース(2020年9月)「新宿駅西口地区の開発計画について」 — https://www.tokyometro.jp/news/2020/208401.html
  • 東京地下鉄株式会社「新宿駅西口地区開発計画に伴う解体工事の進捗状況」 — https://www.tokyometro.jp/corporate/enterprise/related_business/estate/dismantle/index.html
  • 東京地下鉄株式会社 ニュースリリース(2024年3月)「新宿駅西口地区開発計画における新築工事への着手に係るお知らせ」 — https://www.tokyometro.jp/news/2024/217676.html
  • 小田急電鉄株式会社「会社小史・略年表」 — https://www.odakyu.jp/company/history/

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