不動産物件購入・売却

としまえん跡地は2026年どうなる?公園・ハリポタ施設の全貌

2020年8月に閉園したとしまえん。長年にわたって東京都民に親しまれてきたこの遊園地が突然幕を閉じたとき、多くの人が「跡地はどうなるのだろう」と気になったのではないでしょうか。その後、ハリー・ポッターの施設ができたという話を耳にした方も多いはずです。しかし実際には、跡地全体の整備はまだ途中段階にあり、今後も長期にわたって変化が続く予定になっています。この記事では、としまえんがなぜ閉園したのかという背景から、現在の状況、そして将来の公園整備計画まで、最新情報をもとにわかりやすく解説します。周辺の不動産への影響についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

としまえんはなぜ閉園したのか

としまえんはなぜ閉園したのかのイメージ

としまえんの閉園には、長年積み重なってきた複数の背景があります。まず大きな要因として挙げられるのが、跡地を都立公園として整備するという東京都の都市計画です。実は、としまえんを含む一帯の約26.7ヘクタールは、昭和32年の時点ですでに都市計画公園「練馬城址公園」として指定されていました(東京都建設局)。つまり、この土地はもともと将来的に公園になることが計画されていたのです。

遊園地としての営業が長く続いた背景には、都市計画の実現が先送りされてきた事情があります。しかし2020年代に入り、東京都が本格的に整備を推進する方針を固めたことで、閉園という決断につながりました。加えて、老朽化した施設の維持コストや、テーマパーク競争の激化といった経営環境の変化も、閉園の判断を後押ししたとみられています。

閉園後の2020年6月には、東京都・練馬区・西武鉄道などの関係者が公園整備に向けた覚書を締結し、跡地の活用を連携して進めることに合意しました(東京都)。この覚書の締結が、その後の具体的な整備計画を動かす大きな転換点となりました。

跡地に何ができるのか――公園とハリポタ施設の共存

跡地に何ができるのか――公園とハリポタ施設の共存のイメージ

としまえん跡地の活用で最も注目を集めているのが、2023年6月16日に開業したワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ─ メイキング・オブ・ハリー・ポッターです。映画「ハリー・ポッター」シリーズの世界観を体験できるこの施設は、開業直後から多くの来場者を集め、国内外から高い注目を受けています。

ただし、この施設が跡地全体を占有しているわけではありません。重要なのは、スタジオツアー施設はあくまでも「未開園部分」に設けられた暫定的な活用であるという点です。東京都建設局の公式情報によると、公園の段階的な整備プロセスに合わせて、未開園部分にハリー・ポッターのスタジオツアー施設が30年間運営される予定とされています。東京都の小池知事も2020年6月の記者会見で、「30年間の運営が行われた後は、都立公園として整備していく予定」と説明しています(東京都)。

つまり跡地は、都立の練馬城址公園として整備される区域と、スタジオツアー施設が運営される区域とが共存する形になっています。将来的にはスタジオツアー施設の区域も公園として整備される計画ですが、それは30年後の話です。現時点では、公園と体験型施設が隣り合って存在するユニークなエリアとして発展しています。

練馬城址公園の整備はどこまで進んでいるのか

練馬城址公園の整備は、段階的に進められています。東京都建設局の情報によると、都市計画事業の認可を取得しており、事業施行期間は令和16年(2034年)3月31日までとされています。

この「令和16年3月31日」という期限は、事業施行期間の終了日であり、公園全体が完成する時期の目安として参考になります。ただし、段階的な整備が前提となっているため、エリアごとに順次開園していく形が想定されます。2026年8月現在、整備の進捗状況や追加の開園予定については、東京都建設局の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

練馬区も整備に積極的に関与しており、「水とみどり」「防災」「にぎわい」の拠点としての機能が反映されるよう、整備主体である東京都に働きかけてきました(練馬区公式ホームページ)。防災機能を持つ公園として整備されることで、地域の安全性向上にも貢献することが期待されています。公園が段階的に完成していくにつれ、周辺住民の生活環境は着実に豊かになっていくでしょう。

としまえん周辺の不動産相場への影響

大規模な公園や集客施設の整備は、周辺エリアの不動産価値に影響を与えることが一般的です。としまえん跡地の場合、都立公園の整備とスタジオツアー施設という二つの大きな要素が重なっており、周辺の不動産市場にとってプラスの材料になりやすいと考えられています。

公園が整備されると、緑地や水辺といった環境面での魅力が高まります。住環境の質が向上することで、ファミリー層や自然を好む居住者の需要が高まる傾向があります。また、スタジオツアー施設のような集客力の高い観光スポットが近隣にあることで、商業施設や飲食店の出店が増え、エリア全体の活気が生まれやすくなります。

一方で、観光客の増加に伴う混雑や騒音を懸念する声もあります。不動産への影響は物件の種類や立地によって異なるため、一概に「上がる・下がる」とは言い切れません。実際に周辺物件への投資や購入を検討する場合は、最新の取引事例や地価動向を不動産専門家に相談しながら判断することが大切です。長期的な視点で見れば、公園の整備が完了するにつれてエリアの評価が高まる可能性は十分にあると言えるでしょう。

としまえんの代わりになる施設はあるか

としまえんが閉園したことで、「子どもを連れて行ける遊び場が減った」と感じている方も多いかもしれません。ただ、跡地に誕生したワーナー ブラザース スタジオツアー東京は、映画の世界を体験できる全く新しいタイプの施設として、多くの来場者に支持されています。遊園地とは異なる体験型の施設ですが、ハリー・ポッターファンにとっては唯一無二の場所となっています。

遊園地としての機能を求めるなら、東京近郊には複数の選択肢があります。東京ディズニーリゾートや富士急ハイランドといった大型テーマパークのほか、よみうりランドや東京サマーランドなど、都内・近郊の遊園地も引き続き営業しています。としまえんが担っていた「気軽に行ける近所の遊園地」という役割を完全に代替する施設は難しいかもしれませんが、練馬城址公園が整備されることで、地域の憩いの場としての機能は少しずつ回復していくことが期待されます。

また、公園内に「にぎわい」の機能が盛り込まれる予定であることも、地域住民にとっては朗報です。練馬区が求めてきた「にぎわいの拠点」としての整備が実現すれば、公園を中心とした新たなコミュニティスペースが生まれる可能性があります。としまえんとは異なる形ではありますが、地域の新しい顔として育っていくことが期待されています。

まとめ

としまえん跡地は、都立の練馬城址公園として段階的に整備されながら、現在はワーナー ブラザース スタジオツアー東京が多くの来場者を集めています。公園の事業施行期間は令和16年(2034年)3月31日まで設定されており、長期的な視点で整備が進む計画です。スタジオツアー施設は30年間の運営後に公園として整備される予定であり、跡地全体が公園になるのはさらに先の話になります。周辺の不動産への影響も含め、このエリアは今後も注目を集め続けるでしょう。最新の整備状況については、東京都建設局や練馬区の公式サイトで随時確認することをおすすめします。としまえんの記憶を大切にしながら、新しいエリアの発展を楽しみに見守っていきましょう。

参考文献・出典

  • 東京都建設局 ─ 都市計画練馬城址公園の整備 https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/park/tokyo_kouen/kouen0141
  • 練馬区公式ホームページ ─ 都市計画練馬城址公園の整備 https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/sougoukeikaku/kikakukakentoucyu/jyoushi/nerimajoshi.html
  • 東京都 ─ 都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書の締結(プレスリリース) https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/12/01.html
  • 東京都 ─ 小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年6月12日) https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/kishakaiken/2020/6/12
  • ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 公式サイト https://www.wbstudiotour.jp/
  • 練馬区公式ホームページ ─ 行政運営・議会・選挙(区民の声) https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/goiken/koeshokai/r02shokai/gyouseiunnei.html

関連記事

TOP
不動産売買なら青山地所