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旧広島市民球場跡地は2026年どうなる?再開発の全貌と周辺への影響

「旧広島市民球場跡地、結局どうなったの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。かつて広島カープの本拠地として多くの市民に愛されたあの場所が、今どのような姿に変わったのか、そして周辺の街や不動産にどんな影響をもたらしているのかは、広島市民だけでなく全国の再開発ウォッチャーにとっても注目のテーマです。この記事では、球場が閉場した背景から跡地の整備内容、2026年現在の状況、さらに周辺エリアへの波及効果まで、わかりやすく解説します。

旧広島市民球場はなぜ閉場したのか

旧広島市民球場はなぜ閉場したのかのイメージ

旧広島市民球場は、1957年の開場以来、半世紀以上にわたって広島市民の心のよりどころであり続けました。しかし、施設の老朽化が深刻化するとともに、プロ野球の興行規模が拡大するなかで、収容人数や設備面での限界が指摘されるようになっていきました。

広島東洋カープは2009年に広島市南区のマツダスタジアム(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)へ本拠地を移転し、旧市民球場はその役割を終えました。長年にわたって市民に親しまれた施設だけに、閉場後の跡地活用については「どう使うべきか」という議論が広島市内で長く続きました。跡地は広島市の中心部、平和記念公園にも近い一等地に位置しており、その活用方針は広島の都市づくりを左右する重要な課題として受け止められていたのです。

閉場後も建物はしばらく残り、解体・活用の方向性をめぐる検討が重ねられました。最終的に広島市は、この場所を市民が集える開かれた公園として整備する方針を固め、民間の力を活用した再開発プロジェクトへと動き出すことになります。

跡地に何ができたのか——ひろしまゲートパークの誕生

跡地に何ができたのか——ひろしまゲートパークの誕生のイメージ

跡地の活用で広島市が選んだのは、Park-PFI制度を活用した官民連携の整備手法です。Park-PFIとは、公募によって選ばれた民間事業者が公園内に飲食・物販などの収益施設を設け、その収益を公園整備費用に充てる仕組みのことです。広島市はこの制度を導入し、飲食・物販などの「収益施設」と屋根付きイベント広場などの「公園施設」を一体的に整備する方針を示しました(広島市公式ウェブサイト)。

2021年9月28日、広島市はエヌ・ティ・ティ都市開発株式会社を代表法人とする公募設置等計画を認定しました(広島市公式ウェブサイト)。この認定の有効期間は2022年4月1日から2042年3月31日までとされており、約20年にわたる長期運営が計画されています(広島市公式ウェブサイト)。その後、2023年3月30日には施設の形状・配置の見直しを内容とする計画変更が認定され、より洗練された設計へとアップデートされました(広島市公式ウェブサイト)。

そして2023年春、旧広島市民球場跡地は「ひろしまゲートパーク(HIROSHIMA GATE PARK)」として生まれ変わりました。令和5年3月31日に「旧広島市民球場跡地イベント広場」として正式にオープンし、公園と商業施設が一体となった都心の新たなにぎわい拠点として市民に開放されています(広島市公式ウェブサイト)。

施設の中身——広場と商業施設が融合した新しい公園

ひろしまゲートパークの中心に位置するのが「HIROSHIMA GATE PARK PLAZA」です。約6,500平方メートルの広さを誇るこのイベント広場は、大小さまざまなイベントが開催される場として設計されています(広島市公式ウェブサイト)。屋根付きの設備も整備されており、雨天時でも利用しやすい環境が確保されています。

広場を取り囲む形で8棟の商業施設が配置されており、中四国地方初出店を含むさまざまな店舗が出店しています(広島市公式ウェブサイト)。飲食店やショップが集まるこのエリアは、公園を訪れた人が自然と立ち寄れる動線が工夫されており、「ただ通り過ぎる場所」ではなく「滞在したくなる場所」として機能することを目指しています。

公園の設計には、旧広島市民球場の”かたち”を継承するという思想が込められています。「グリーンリボン」と呼ばれる植栽帯と、「ユニバーサルリボン」と呼ばれる多機能な動線工作物という2つのリボンを骨格とした設計により、回遊性と賑わいを生む空間が実現されています(ひろしまゲートパーク公式サイト)。かつての球場の輪郭が、緑と人の流れとして現代に息づいているとも言えるでしょう。

旧広島市民球場の代わりとなる施設はあるか

球場としての機能という観点では、マツダスタジアムが広島東洋カープの本拠地として確固たる地位を築いており、プロ野球の試合観戦という需要はすでに移転先で満たされています。一方、旧市民球場が果たしていた「都心部における大規模イベントの受け皿」という役割については、ひろしまゲートパークのイベント広場がその一端を担う形になっています。

さらに注目すべきは、旧市民球場跡地に隣接する中央公園エリアで進む「HIROSHIMAスタジアムパーク」構想です。サンフレッチェ広島の新スタジアムを核としたこのプロジェクトは、旧市民球場跡地から広島城、紙屋町・八丁堀、本通り周辺へと連なる広島市中心部の大周遊ルートを形成する計画の一部として位置づけられています(サンフレッチェ広島公式サイト)。つまり、旧市民球場跡地単体ではなく、中央公園全体が一体的な都市空間として再生されつつあるのです。

平和記念公園から原爆ドーム、旧市民球場跡地、広島城、そして繁華街へと続く回遊ルートが整備されることで、観光客と市民の双方が広島の中心部をより深く楽しめる環境が生まれています。これは単なる球場の代替施設という枠を超えた、広島の都市再生そのものと言えるでしょう。

周辺の不動産相場への影響

大規模な再開発が完了した地域では、一般的に周辺エリアの不動産価値に影響が生じることが多いとされています。旧広島市民球場跡地の場合、もともと平和記念公園や紙屋町・八丁堀という広島随一の商業・観光エリアに近接しており、立地ポテンシャルは以前から高い水準にありました。

ひろしまゲートパークのオープンによって、このエリアへの人の流れがさらに活性化したことは確かです。週末や連休には多くの来場者が訪れるようになり、周辺の飲食店や小売店にとっても集客面でのプラス効果が期待されています。一般的に、公園や商業施設の整備によって街の賑わいが増すと、周辺の賃貸需要や地価に上昇圧力がかかりやすいとされています。

ただし、具体的な地価変動率や賃料の変化については、個別の物件条件や市場環境によって大きく異なります。不動産投資や売買を検討している方は、広島市の公示地価データや不動産鑑定士への相談など、最新の専門情報を必ず確認するようにしてください。再開発エリア周辺の不動産は注目度が高い一方で、すでに価格に期待値が織り込まれているケースもあるため、冷静な判断が求められます。

まとめ

旧広島市民球場跡地は、長年の議論を経て「ひろしまゲートパーク」として2023年春に生まれ変わりました。約6,500平方メートルのイベント広場と8棟の商業施設が融合したこの場所は、2042年3月まで続く長期運営計画のもと、広島の都心に新たな賑わいをもたらしています。さらに、中央公園全体の再整備と連動した大周遊ルートの形成により、広島市中心部の魅力は今後も高まり続けることが期待されます。かつて野球の歓声に包まれたあの場所は、形を変えながらも、広島市民の誇りある空間として新たな歴史を刻み始めています。

参考文献・出典

  • 広島市公式ウェブサイト「旧広島市民球場跡地イベント広場について」— https://www.city.hiroshima.lg.jp/business/kassei/1021744/1017932.html
  • 広島市公式ウェブサイト「旧広島市民球場跡地整備等事業に関する公募設置等計画の認定について(令和3年9月28日)」— https://www.city.hiroshima.lg.jp/business/kassei/1021744/1039101.html
  • 広島市公式ウェブサイト「旧広島市民球場跡地整備等事業に関する認定公募設置等計画の変更について(令和5年3月30日)」— https://www.city.hiroshima.lg.jp/business/kassei/1021744/1039105.html
  • 広島市公式ウェブサイト「中央公園の今後の活用に係る基本方針(令和2年3月)」— https://www.city.hiroshima.lg.jp/business/kassei/1021744/1040143.html
  • ひろしまゲートパーク公式サイト — https://gate-park.jp/
  • サンフレッチェ広島「HIROSHIMAスタジアムパーク コンセプト」— https://www.sanfrecce.co.jp/stadiumpark/concept/

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