池袋マルイが閉店してから数年が経ち、「あの場所に何ができるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。長らく工事が続いていた池袋西口エリアに、ついに大きな動きがありました。2026年3月、池袋マルイの跡地に「IT tower TOKYO」という超高層複合ビルが開業しました。この記事では、施設の規模や入居テナント、周辺の再開発計画まで、池袋西口エリアの変化をわかりやすくお伝えします。「跡地に何ができたのか知りたい」「どんな施設が使えるのか気になる」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
池袋マルイはいつ閉店したのか

まず押さえておきたいのは、池袋マルイがいつ、どのような形で幕を閉じたかという経緯です。池袋マルイは2021年8月29日をもって営業を終了し、閉店しました(マルイ公式サイトより)。長年にわたって池袋西口の顔として親しまれてきた商業施設だっただけに、閉店を惜しむ声は少なくありませんでした。
閉店後、跡地では大規模な再開発工事が始まりました。かつての賑わいが消えた西口エリアに、長期間にわたって工事の囲いが続いたことを覚えている方もいるでしょう。しかし、その工事の先には、池袋の新たなランドマークとなる施設が着実に形作られていたのです。
閉店から開業まで約4年半という時間をかけて進められたこのプロジェクトは、単なる建て替えではなく、エリア全体の価値を高める大規模な複合開発として位置づけられています。池袋西口の街並みが大きく変わる転換点として、地域の注目を集めてきました。
「IT tower TOKYO」の規模と開業日
池袋マルイの跡地に誕生したのは、「IT tower TOKYO」という名称の超高層複合オフィスビルです。もともとは「(仮称)池袋西口プロジェクト」として進められてきたこの計画が、正式名称と開業日を発表したのは2025年12月のことでした(IT tower TOKYO公式プレスリリースより)。
その規模は非常に大きく、高さ140m・地上27階・地下4階・延床面積41,639㎡・敷地面積3,348㎡という堂々たる超高層ビルです。池袋西口エリアの新たなランドマークとして、周辺の街並みを大きく塗り替える存在となっています。地上27階建てという高さは、西口エリアでも際立つ存在感を放っており、遠くからでも目を引くシルエットになっています。
開業日は2026年3月14日と発表されており、池袋の新しい顔として多くの人々に迎えられました。オフィスと商業が一体となった大規模複合ビルとして設計されており、働く人も訪れる人も楽しめる施設構成が特徴です。池袋駅に直結するアクセスの良さも、この施設の大きな魅力のひとつとなっています。
どんな施設が入っているのか
実は、IT tower TOKYOの魅力は高さや規模だけではありません。低層階には商業施設、ワーカー向け施設、医療・健診施設が入る計画となっており、オフィスワーカーだけでなく地域住民にとっても便利な複合施設として設計されています。
飲食・商業テナントとして確認されているのは、TULLY’S COFFEE & TEA(タリーズコーヒー アンド ティー)、WithGreen、THE CITY BAKERY、ビオラル、成城石井、ビックカメラなど、日常使いしやすいブランドが揃っています(IT tower TOKYO公式サイトより)。毎日の仕事帰りに立ち寄れるカフェや食料品店が揃っているのは、周辺で働く人にとって大きなメリットです。
注目のテナントとして、5階にはカルチュア・コンビニエンス・クラブが手掛ける「SHARE LOUNGE」が入っています。ラウンジの居心地とオフィスの機能性を兼ね備えたこの施設は、池袋エリアへの初出店となります(IT tower TOKYO公式プレスリリースより)。フリーランスやリモートワーカーにとって、快適な作業空間として活用できる場所として期待されています。
医療・健診面では、6〜7階に総合健診センター「ヘルチェック」が2027年1月に移転予定です。さらに8階には「あおき内科・東京糖尿病クリニック 池袋院」が2026年9月1日に開院予定となっています(IT tower TOKYO公式サイトより)。オフィスビルの中に医療施設が充実しているのは、健康管理を重視する現代のニーズに応えた設計といえるでしょう。
池袋西口エリア全体の再開発の動き
IT tower TOKYOの誕生は、池袋西口エリアにおける再開発の一部に過ぎません。池袋駅西口地区では、IT tower TOKYOに隣接する形で、さらに複数の超高層ビル建設計画が進んでいると報じられています。エリア全体が大きく生まれ変わろうとしているのです。
池袋は東京の主要ターミナル駅のひとつであり、長年にわたって東口・西口それぞれで独自の発展を遂げてきました。しかし近年は、渋谷や新宿といった競合エリアの再開発が相次ぐ中で、池袋西口の老朽化した街並みが課題として指摘されてきました。IT tower TOKYOの開業は、そうした状況を打開する象徴的なプロジェクトとして位置づけられています。
IT towerという名称が示すように、この施設はIT・テクノロジー関連企業の集積を目指した先進的なオフィス拠点としての役割も担っています。単なる商業施設の建て替えではなく、池袋西口を「働く街」として再定義しようとする意図が感じられます。周辺の再開発が進むにつれて、エリア全体の賑わいがどのように変化していくか、今後も注目が集まるでしょう。
不動産投資の視点から見た池袋西口の変化
大規模な再開発が進むエリアは、不動産投資の観点からも注目を集めやすいという特徴があります。IT tower TOKYOのような超高層複合ビルが誕生することで、周辺の地価や賃料水準に影響が出る可能性があるためです。ただし、再開発の効果がどの程度・どのタイミングで周辺不動産に波及するかは、個別の物件や市況によって大きく異なります。
一般的に、ターミナル駅直結の大型複合施設が誕生すると、周辺エリアへの人流が増加し、商業需要や居住需要が高まるとされています。池袋西口の場合も、IT tower TOKYOへのオフィス入居企業の従業員や来訪者が増えることで、周辺の飲食店や小売店にとってのビジネス環境が改善される可能性があります。
一方で、再開発エリアへの投資には注意点もあります。開発計画の進捗や完成後の需要動向は予測が難しく、期待通りの効果が出ないケースもあります。また、工事期間中は周辺環境が変化しやすく、既存テナントや居住者への影響も考慮が必要です。池袋西口エリアへの不動産投資を検討する際は、最新の市況情報を収集しながら、慎重に判断することをおすすめします。
まとめ
池袋マルイの跡地には、2026年3月14日に「IT tower TOKYO」が開業しました。高さ140m・地上27階・地下4階・延床面積41,639㎡という大規模な超高層複合ビルで、オフィスと商業・医療施設が一体となった施設構成が特徴です。タリーズや成城石井、ビックカメラといった身近なテナントから、池袋初出店のSHARE LOUNGEまで、多彩な施設が揃っています。池袋西口エリア全体でも再開発の動きが続いており、街の姿は今後さらに変わっていくことが予想されます。「池袋西口がどう変わるのか」に関心がある方は、引き続き最新情報をチェックしてみてください。
参考文献・出典
- 池袋マルイ|マルイ公式 — https://www.0101.co.jp/048/
- IT tower TOKYO 公式プレスリリース(2025年12月23日)— https://www.ittower-tokyo.com/file/release/251223_01.pdf
- SHOP & CAFE|IT tower TOKYO 公式サイト — https://ittower-tokyo.com/shop/
- 豊島区公式ウェブサイト(池袋駅周辺まちづくり関連情報)— https://www.city.toshima.lg.jp/
- 国土交通省 都市再生・まちづくり関連情報 — https://www.mlit.go.jp/toshi/index.html