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広島駅の工事はいつまで?全体完成は2029年春

「広島駅の工事っていつまで続くの?」「もう駅ビルは完成したのに、なぜまだ工事しているの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。長年にわたって続いてきた広島駅周辺の再開発は、ここ数年で目に見えて大きく変わりつつあります。この記事では、新しい駅ビルの開業から南口広場の再整備、路面電車の新ルート開業まで、公式情報をもとに再開発の全体像と完成時期をわかりやすく整理します。結論を先にお伝えすると、広島駅南口の全体完成は令和11年春(2029年春)が目標とされています。

広島駅の工事はいつまで?全体完成は2029年春が目標

まず多くの方が知りたい「工事はいつまで続くのか」という点からお答えします。広島市の公式情報によると、広島駅南口広場の再整備の全体完成は令和11年春(2029年春)とされています。2025年7月時点で国に提出された要望資料でも、残るペデストリアンデッキや大屋根、広場などの整備を進め、令和10年度末の全体完成を目指すと明記されており、2029年春という時期と整合しています。

ここで重要なのは、「駅ビルの完成」と「工事全体の完了」は別物だという点です。新しい駅ビルはすでに開業していますが、その周辺で進む南口広場の再整備は令和2年(2020年)から続いており、まだ数年かけて段階的に整えられていく段階にあります。つまり、駅ビルが華やかに開業した今も、駅前空間そのものは変化の途中にあるのです。

広島市の公式資料では、完成までの主な節目が段階的に示されています。全体像を把握しやすいよう、公表されている主なスケジュールを次の表にまとめました。

時期主な内容
2025年3月24日新駅ビル「ミナモア」開業、東西通路・デッキ利用開始
2025年8月3日路面電車「駅前大橋ルート」開業
2026年3月28日路面電車「循環ルート」開業
2028年春(予定)2階「にぎわい広場」利用開始
2029年春(予定)1階「南口交通広場」全面オープン、全体完成

ただし、これらの時期は公表時点の計画に基づくものです。大規模な都市再開発では工事の進捗や工程が見直されることも珍しくないため、最新の情報は広島市の公式ウェブサイトでご確認いただくことをおすすめします。

新駅ビル「ミナモア」は2025年3月に開業済み

広島駅の再開発でまず押さえておきたいのは、新しい駅ビルがすでに開業しているという事実です。JR西日本の発表によると、新駅ビル「ミナモア」は2025年3月24日にグランドオープンしました。同日には東西通路やペデストリアンデッキの利用も始まり、広島の玄関口が新たな姿へと生まれ変わりました。

このミナモアは、単なる商業施設ではありません。公式資料によると、用途は商業・ホテル・シネコン・駐車場で、延床面積は約111,000平方メートル、地上20階・地下1階、高さは約100メートルに達する大規模な複合施設です。駐車場は約500台分を備え、B1階から9階までを商業ゾーンが占めています。開業日である3月24日時点でオープンした店舗数は215店舗にのぼり、広島の新たなにぎわいの拠点となりました。

この駅ビルの完成によって、広島駅周辺の景観は大きく様変わりしました。しかし、再開発の全体像から見ると、駅ビルの開業はあくまで「一つの節目」にすぎません。駅ビルと周辺のビルをつなぐデッキの整備や、路面電車の新ルート、そして南口広場全体の再整備といった工事が、この後も段階的に続いていくことになります。

路面電車の新ルートが相次いで開業

南口の再開発で特に注目されているのが、路面電車(広島電鉄)の新ルート整備です。広島市の公式情報によると、2025年8月3日の始発より「駅前大橋ルート」が開業しました。これは広島駅から稲荷町交差点を経て比治山町交差点までの1.1キロメートル区間に新設されたルートで、路面電車が駅前大橋を経由して広島駅に直接乗り入れる形となりました。

この新ルートの効果は移動時間にも表れています。広島電鉄の公式情報によると、駅前大橋ルートの開通により、広島駅から八丁堀・紙屋町方面への移動時間は約4分短縮されました。さらに、広島駅の路面電車乗り場はこれまでの2か所から4か所へと増設され、乗降のしやすさも大きく向上しています。

続いて、2026年3月28日には「循環ルート」も開業しました。駅前大橋ルートと循環ルートの両方がそろったことで、広島駅周辺の公共交通ネットワークは新たな段階に入ったといえます。これらの新ルートは、広島市が進める南口広場の再整備と一体的に計画されたものであり、駅と市内中心部をつなぐ回遊性の向上を狙った取り組みです。単なる交通インフラの整備にとどまらず、街全体の活性化を見据えた事業である点が特徴です。

ペデストリアンデッキと大屋根が段階的に整備中

南口の再開発でもう一つ重要なのが、歩行者用の空中通路であるペデストリアンデッキの整備です。ペデストリアンデッキとは、車道と分離された歩行者専用のデッキのことで、雨に濡れずに建物間を移動できる利便性の高い通路です。広島市の計画によると、南口側のデッキは広島駅・自由通路とエールエールA館、BIG FRONTひろしま、EKI CITY HIROSHIMA、日本郵便の新ビルを連絡する構想となっています。

この整備も段階的に進んでいます。広島市の発表によると、広島駅ビル2階とエールエールHIROSHIMAを接続するデッキおよび館内通路は、2026年3月5日から利用が始まりました。今後は残るデッキやBブロック方面への接続デッキの整備が進められ、Bブロックとのデッキは南口交通広場の全面オープンと同じ2029年春の利用開始が予定されています。

さらに象徴的なのが、駅前に設けられる大屋根です。広島市によると、この大屋根には世界から人々を迎えるために広げた両手や、広島から世界へ羽ばたく翼を表現した「反り」のデザインが取り入れられます。デッキの一部には市民主体のまちづくりに活用できるイベントスペースも設けられる計画で、単なる通路ではなく人が集う空間としての役割も期待されています。実際に、2026年5月から6月にかけては、この大屋根の一部を架設するための夜間交通規制が告知されており、工事が着実に進行していることがうかがえます。

南口交通広場は約1.4倍に拡張

南口広場の再整備で中心となるのが、交通結節点としての機能強化です。広島市の公式情報によると、今回の再整備では広場を約1.4倍に拡張し、駅周辺に点在していたバスの乗降場を集約する計画となっています。これにより、バスやタクシー、マイカーの動線が整理され、利用者にとってより分かりやすい駅前空間が生まれる見込みです。

完成後の具体的な仕様も公表されています。公式資料によると、南口交通広場はバス22バース、タクシーは乗車場3台・降車場4台・プール63台、マイカー14台という規模で計画されています。これだけの規模で交通機能を集約することで、複数の交通手段をスムーズに乗り継げる利便性の高い駅前が実現します。

整備の順序としては、まず2028年春に2階の「にぎわい広場」が利用開始となり、その後2029年春に1階の南口交通広場が全面オープンする予定です。工事中は騒音や通行の不便さが生じる場面もありますが、完成後の姿を思い描きながら、もうしばらく見守っていただければと思います。

再開発が不動産に与える影響

広島駅周辺の大規模な再開発は、不動産市場にも少なからず影響を与えています。一般的に、駅周辺の再開発が進むエリアでは、利便性の向上に伴って不動産の需要が高まる傾向があるとされています。広島駅の場合も、延床面積約11万平方メートルの新駅ビル開業や、路面電車の新ルート整備によって、駅周辺エリアの魅力が着実に高まっていると考えられます。

特に注目したいのが、ペデストリアンデッキによる回遊性の向上です。駅と複数のビルがデッキでつながることで、雨の日でも快適に移動できる環境が生まれます。こうした利便性の向上は、オフィスや商業施設だけでなく、マンションなどの住宅需要にも好影響を与えることが多いとされています。八丁堀・紙屋町方面への移動時間が約4分短縮されたことも、生活や仕事の利便性という観点でプラスに働くでしょう。

一方で、再開発エリアへの不動産投資には慎重な判断も欠かせません。全体完成が2029年春とされる中、それまでの間は工事に伴う騒音や通行の不便さが続く可能性があります。また、完成の前後で周辺の不動産価格が動くことも考えられるため、投資タイミングの見極めが重要です。広島駅周辺への投資を検討する際は、再開発の進捗を継続的に確認しながら、最新の市場動向を把握することが大切です。

まとめ

広島駅の再開発は、2025年3月の新駅ビル「ミナモア」開業という大きな節目を経て、現在も南口広場の整備が続いています。路面電車の駅前大橋ルートは2025年8月3日に、循環ルートは2026年3月28日にそれぞれ開業し、交通環境は着実に新しい姿へと変わってきました。今後は2028年春の2階にぎわい広場、2029年春の1階南口交通広場の全面オープンを経て、令和11年春(2029年春)の全体完成が目標とされています。

「工事はいつまで?」という問いに対しては、南口全体の完成が2029年春を目指して進められている、というのが現時点での答えになります。ただし工程は見直される可能性もあるため、最新の進捗は広島市の公式ウェブサイトで確認してください。広島駅周辺は今まさに変革の真っ只中にあります。完成後の姿がどのようになるのか、引き続き注目していきましょう。

参考文献・出典

  • 広島市公式ウェブサイト 進化する広島駅南口 — https://www.city.hiroshima.lg.jp/www/koho/shimintoshiseir070315/shimintoshisei/topics/top01.html
  • 広島市公式ウェブサイト 施設内容、完成目標 — https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/016/972/410069_930704_misc.pdf
  • 広島市公式ウェブサイト 2025年8月3日より駅前大橋ルートが開業します — https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1026435/1039828.html
  • 広島市公式ウェブサイト ペデストリアンデッキ及びエールエールHIROSHIMA館内通路の利用開始について — https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1026435/1048034.html
  • 広島市公式ウェブサイト 2026年3月28日より循環ルートが開業します — https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1026435/1048037.html
  • 広島市公式ウェブサイト 広島駅南口広場の再整備等の完成イメージと事業費の見直し — https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1026435/1016969.html
  • 広島市公式ウェブサイト 魅力的な駅前空間の創出 — https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1026435/1016990.html
  • 広島市公式ウェブサイト 大屋根架設に伴う交通規制について — https://www.city.hiroshima.lg.jp/shisei/kouhou/1004010/1045546/1048123/1049877.html
  • 広島市公式ウェブサイト 広島駅南口広場の再整備等の推進について — https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/265/kuni20250730-05.pdf
  • 広島電鉄 広島駅『駅前大橋ルート』・『循環線』 — https://www.hiroden-hiroshima-st.jp/
  • JR西日本 広島新駅ビル「ミナモア」グランドオープン — https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240927_00_press_MinamoaOPEN_1.pdf
  • ミナモア ニュースリリース — https://www.minamoa-ekie.jp/news/

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