この記事の結論
- としまえん跡地は「練馬城址公園」として整備中で、2023年5月に一部が先行開園しています。
- 未開園エリアにはワーナー ブラザース スタジオツアー東京が2023年6月に開業し、約30年間運営される予定です。
- 公園の全体完成時期は2026年9月時点で公表されておらず、段階的な整備が続いています。
「としまえんってどうなったの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。2020年8月に94年の歴史に幕を下ろした「としまえん」の跡地は、現在どのように変わっているのか、そして今後どうなっていくのか、気になる方も多いはずです。この記事では、練馬城址公園の整備状況やワーナー ブラザース スタジオツアー東京の開業、さらに周辺地域への影響まで、2026年9月時点で公表されている最新情報をもとに分かりやすく解説します。跡地の現状と将来像を把握することで、この地域への理解がぐっと深まるはずです。
としまえんが閉園した経緯と跡地の基本情報

としまえんは1926年に開園し、東京都練馬区の土地相場データに位置する都市型遊園地として長年にわたり多くの人々に親しまれてきました。しかし2020年8月31日をもって閉園し、94年という長い歴史に終止符を打ちました。閉園の背景には老朽化や経営環境の変化があったとされていますが、地域住民や長年のファンにとっては大きな喪失感を伴うニュースでした。
跡地の面積は約26.7haにのぼります。この広大な土地は、実は昭和32年(1957年)の時点ですでに都市計画公園「練馬城址公園」として指定されていました(練馬区公式ホームページより)。つまり、としまえんが営業していた期間も、法律上はずっと公園として計画されていた土地だったのです。閉園はその計画を実現する大きな転換点となりました。
土地を所有する西武鉄道は閉園時点で、跡地が練馬城址公園として整備されること、そして一部エリアがスタジオツアー施設に生まれ変わることを案内していました(西武鉄道公式発表より)。こうした方針は東京都・練馬区・西武鉄道・民間事業者の間で覚書が締結されており、複数の主体が連携して整備を進めるという枠組みが整っています。
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練馬城址公園として生まれ変わる計画の全体像

としまえん跡地の整備は「緑と水」「広域防災拠点」「にぎわい」という3つの基本目標を軸に進められています。これは東京都・練馬区・西武鉄道・民間事業者が2020年に締結した覚書で合意した方向性です(東京都報道発表資料より)。単なる公園づくりではなく、防災機能を持ちながら地域のにぎわいを生み出す複合的な空間を目指している点が特徴です。
2023年5月1日には公園の一部が先行開園しました(練馬区公式ホームページより)。開園したのは「エントランス交流ゾーン」「川辺の散策ゾーン」「花のふれあいゾーン」の3エリアで、公園の中心部には石神井川が流れており、自然豊かな環境が整いつつあります(東京都公園協会公式サイトより)。かつての遊園地の面影を残しながらも、緑と水辺が調和した都市公園として新たな姿を見せ始めています。
一方で、未開園区域の具体的な範囲や残工事の工程、公園全体の完成予定時期については、2026年9月時点で公表されていません。整備は段階的に進められており、今後も順次エリアが拡張されていく見通しですが、詳細なスケジュールは各公的機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。
ハリー・ポッターのスタジオツアーが開業した背景
未開園エリアの活用策として注目を集めているのが、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京です。このスタジオツアーは2023年6月16日に開業し、約30年間にわたって運営される予定とされています(練馬区公式ホームページより)。ハリー・ポッターシリーズの世界観を体験できる大型施設として、国内外から多くの来場者を集めています。
この施設が跡地に誘致された背景には、公園の段階的な整備プロセスとの整合性があります。公園として整備が完了するまでの間、未開園エリアを有効活用しながら地域のにぎわいを生み出すという発想です。遊園地という「にぎわいの場」としての役割を、形を変えながら引き継いでいるとも言えるでしょう。
スタジオツアー東京の開業は、周辺地域にも大きな変化をもたらしました。最寄り駅である西武池袋線・都営大江戸線の「としまえん駅」周辺には、来場者向けの飲食店や商業施設が増え、エリア全体の活気が高まっています。ただし、スタジオツアーの土地利用契約の終了時期や延長条件の詳細については、2026年9月時点で公表されていません。
周辺地域の不動産・住環境への影響
としまえん跡地の再開発は、周辺の住環境にも少なからず影響を与えています。まず注目したいのは、約26.7haという広大な緑地が都市の中に生まれつつあるという点です。都市部における大規模な緑地は希少であり、緑地の整備は周辺エリアの住環境の質を高める要因として一般的に評価されます。
広域防災拠点としての機能が整備される点も、住民にとって重要な要素です。大規模な公園が防災拠点を兼ねることで、地域全体の防災力が向上します。東京都内では大規模な避難場所の確保が課題とされており、この公園がその役割を担うことは地域の安全性向上につながります。
一方で、スタジオツアー東京のような大型観光施設の存在は、周辺の交通量や人の流れを変化させます。にぎわいが増すことで商業的な活性化が期待できる反面、静かな住環境を好む方にとっては検討が必要な要素となるかもしれません。不動産の価値や住みやすさへの影響は個別の物件や立地によって異なりますので、具体的な判断は専門家への相談をおすすめします。
2026年9月時点での現状と今後の見通し
2026年9月時点でのとしまえん跡地の状況を整理すると、大きく2つのエリアに分かれています。ひとつは練馬城址公園として開園済みの区域で、石神井川沿いの自然豊かな散策空間として市民に開放されています。もうひとつは、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京が運営する未開園区域です。
公園の全体完成時期は現時点で公表されておらず、整備は段階的に進む見通しです。練馬区や東京都の公式サイトでは随時情報が更新されていますので、最新の整備状況は各機関の公式ページでご確認いただくことをおすすめします。計画は変更される可能性もあるため、特定の時点の情報だけでなく継続的に情報を追うことが大切です。
跡地の再開発は、としまえんという一つの時代の終わりを受け止めながら、新しい価値を地域に生み出そうとする取り組みです。公園・防災拠点・観光施設という複合的な機能を持つエリアとして、練馬区の新たなランドマークになっていく可能性を秘めています。地域に関心を持つ方にとっても、不動産投資を検討する方にとっても、この動向は引き続き注目に値します。
まとめ
としまえん跡地は、2026年9月時点で「練馬城址公園」として段階的に整備が進んでいます。2023年5月に一部エリアが先行開園し、同年6月にはワーナー ブラザース スタジオツアー東京が開業しました。「緑と水」「広域防災拠点」「にぎわい」という3つの基本目標のもと、東京都・練馬区・西武鉄道が連携して整備を進めています。公園全体の完成時期は現時点で公表されておらず、今後も段階的な整備が続く見通しです。この地域に関心をお持ちの方は、練馬区や東京都の公式サイトで最新情報を定期的に確認されることをおすすめします。跡地の変化は地域の住環境や不動産にも影響を与えるため、長期的な視点で動向を追い続けることが大切です。
参考文献・出典
- 東京都公園協会「練馬城址公園」 — https://www.tokyo-park.or.jp/park/nerimajoshi/
- 練馬区公式ホームページ「都市計画練馬城址公園の整備」 — https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/sougoukeikaku/kikakukakentoucyu/jyoushi/nerimajoshi.html
- 東京都報道発表資料(2020年10月29日)「公園・墓地・河川」 — https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/10/29/11_10.html
- ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 公式サイト「アクセスについて」 — https://www.wbstudiotour.jp/faqs/location/
- ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 公式サイト — https://www.wbstudiotour.jp/show-experience-associates/
- 西武鉄道「『としまえん』の閉園に際して(御礼)」 — https://www.seiburailway.jp/file.jsp?id=3449