この記事の結論
- 三菱UFJ銀行のアパートローン金利は公式サイトで一般公開されておらず、個別相談で確認する必要があります。
- 個人向けアパートローンの詳細条件(金利・融資期間・手数料)は公表されていないため、直接問い合わせが必須です。
- 比較検討には住宅金融支援機構や他行の公開金利データを参考にすると判断基準が作りやすくなります。
アパートローンの金利を調べていて「三菱UFJ銀行はどうなのか」と気になっている方は多いはずです。しかし実際に公式サイトを調べてみると、住宅ローンや教育ローンの金利は掲載されているのに、アパートローンの金利が見当たらないという経験をした方もいるのではないでしょうか。この記事では、三菱UFJ銀行のアパートローンについて現時点で分かっていることを整理したうえで、金利の比較基準となる他の公的機関・金融機関のデータも合わせて紹介します。融資先を選ぶ際の判断材料として、ぜひ最後までお読みください。
三菱UFJ銀行のアパートローンについて分かっていること

まず押さえておきたいのは、三菱UFJ銀行のアパートローン金利は一般向けに公開されていないという点です。同行の公式サイトには住宅ローン・教育ローン・マイカーローンなどの金利一覧ページが存在しますが、2026年8月1日現在、アパートローンの金利はそのページ上で確認できません(三菱UFJ銀行 ローン金利一覧 https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/loan.html)。
一方で、同行がアパートローンという区分を持っていること自体は確認できています。住宅ローンのネット完済サービスの案内ページには「アパートローン・事業性資金のローンは本サービスをご利用いただけません」という記載があり、商品として存在することは明らかです(三菱UFJ銀行 https://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kuriage/ufj/kuriage/prepayment_ryui.html)。ただし、それが現在も新規申込を受け付けているのか、既存顧客向けや提携先向けに限定されているのかは、公開情報からは断定できません。
また、同行が公開している不動産ファイナンスの情報は、賃貸用不動産のキャッシュフローを返済原資とするノンリコースファイナンスなど、法人・投資法人向けの色合いが強い内容です(三菱UFJ銀行 不動産ファイナンス https://www.bk.mufg.jp/houjin/shikin_chotatsu/fudousan/index.html)。個人の大家さんが利用するアパートローンとは異なる商品ラインと考えるのが自然でしょう。
つまり、三菱UFJ銀行のアパートローンの金利・融資期間・審査基準・手数料などの詳細条件は、現時点では公表されていません。正確な情報を得るには、最寄りの支店または公式サイトの問い合わせ窓口に直接確認することが唯一の方法です。
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金利の比較基準として知っておきたい公的機関の融資

三菱UFJ銀行に問い合わせる前に、比較の軸となる金利水準を把握しておくことが大切です。公的機関の融資データは公式に公開されているため、判断基準として活用できます。
住宅金融支援機構の賃貸住宅建設融資は、35年固定または15年固定の2タイプで、繰上返済制限制度の利用有無により合計4通りの金利が設定されています。参考金利では、一般住宅型で複数の金利水準が設定されています(住宅金融支援機構 https://www.jhf.go.jp/kinri/chintai.html)。融資期間は最長40年で、融資手数料・返済方法変更手数料・繰上返済手数料は不要という点も特徴です。
日本政策金融公庫については、中小企業事業ではアパート・マンション経営のための資金は融資対象外とされています(日本政策金融公庫 https://www.jfc.go.jp/n/faq/a300.html)。ただし、国民生活事業の「企業活力強化資金」では、一定要件を満たす不動産賃貸業が対象になります(日本政策金融公庫 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/14_syougyousikin_m.html)。日本政策金融公庫によると、この商品の融資限度額は7,200万円で、設備資金は返済期間20年以内、運転資金は10年以内です。金利は信用リスクや融資期間などで変わり、詳細は公式サイトでご確認ください(日本政策金融公庫 金利情報 https://www.jfc.go.jp/n/rate/)。
民間銀行の公開金利データで相場感をつかむ
公的機関の金利と並んで参考になるのが、金利を公開している民間銀行のデータです。これらを知ることで、三菱UFJ銀行に問い合わせた際に提示された金利が妥当かどうかを判断しやすくなります。
西日本シティ銀行のNCB不動産オーナーズローンは、公式に複数の金利タイプ(変動金利、2年固定、3年固定、5年固定、10年固定、15年固定、20年固定)を公開しています(西日本シティ銀行 https://www.ncbank.co.jp/loan/housing/realestate-owners/)。この商品は団体信用生命保険付きで保険料は銀行負担、さらに金利に保証料が含まれているため、別途保証料を支払う必要がありません。申込条件は給与所得者・会社代表者・個人事業者いずれも年収または平均所得400万円以上が基準で、申込金額は50万円以上1億円以下です。
スルガ銀行の投資用不動産ローンは、アパート・貸家・賃貸マンション・商業ビル等の新築・購入・借換に利用できることを公式に明示しています(スルガ銀行 https://www.surugabank.co.jp/surugabank/prod/pdf/real_estate.pdf)。金利は借入条件等により異なるため、必ず支店窓口での確認が必要とされています。専門家向けの比較データでは変動金利の目安として一定の水準が整理されていますが、これは公式の確定値ではないため参考情報として捉えてください。
また、同比較データでは他行の変動金利目安として、auじぶん銀行2.4%、千葉銀行1.9〜2.0%、横浜銀行1.7〜2.3%、りそな銀行2.2〜3.25%という数字も挙げられています(Wealth Agent https://www.agent-hp.com/real-estate-investment-loan-comparison/)。変動金利の相場感としては、金融機関によって異なる水準が設定されていることが分かります。ただしこれらは実務上の参考値であり、個人の属性や物件条件によって大きく変わる点に注意が必要です。
アパートローンを選ぶときに確認すべき項目
金利の数字だけを比べても、ローン選びで失敗するリスクがあります。実際に融資条件を比較する際は、金利以外の要素も含めて総合的に判断することが重要です。
まず確認したいのは、金利のほかに手数料・保証料・団信保険料が別途かかるかどうかという点です。たとえばオリックス銀行の不動産投資ローン(現行商品)では取扱事務手数料が借入金の2.20%以内とされている一方、団体信用生命保険料と保証料は不要とされています(オリックス銀行 https://www.orixbank.co.jp/personal/property/charges.html)。同じ金利でも諸費用の有無で実質的なコストは変わるため、必ず総額で比較しましょう。
次に確認すべきは融資期間とLTV(融資割合)です。融資期間が長いほど月々の返済額は抑えられますが、総利息は増えます。LTVについては、金融機関によって融資姿勢が異なるとされています。自己資金の準備状況に応じて、どの金融機関が現実的かを絞り込む作業が必要です。
また、審査で重視される属性条件も金融機関によって異なります。西日本シティ銀行の事例では年収400万円以上が基準として公開されていますが、三菱UFJ銀行については公開情報がないため、問い合わせ時に確認することをお勧めします。物件の築年数・構造・所在エリアなども審査に影響することが一般的とされているため、これらの情報も整理したうえで相談に臨むと話がスムーズです。
三菱UFJ銀行に問い合わせる前に準備すること
三菱UFJ銀行のアパートローンについて具体的な条件を知りたい場合、準備を整えてから問い合わせることで、より精度の高い情報を得られます。
まず用意しておきたいのは、物件に関する基本情報です。購入予定または所有している物件の所在地・構造(木造・RC造など)・築年数・現在の賃料収入・空室状況などをまとめておきましょう。次に、自身の属性情報として年収・勤続年数・既存の借入状況・保有資産の概要も整理しておくと、担当者との話が具体的に進みます。
問い合わせ先は、三菱UFJ銀行の公式サイト(https://www.bk.mufg.jp/)から最寄りの支店を検索するか、法人・事業者向けの相談窓口を利用するのが一般的です。ただし、アパートローンが個人向けに提供されているのか、法人向けのみなのかも含めて確認することをお忘れなく。複数の金融機関に同時並行で相談することで、条件の比較がしやすくなります。一行だけに絞って相談すると、提示された条件が市場水準と比べて妥当かどうかの判断が難しくなるためです。
まとめ
三菱UFJ銀行のアパートローン金利は、2026年9月現在、公式サイトでは一般公開されていません。商品の存在は確認できますが、金利・融資期間・審査基準などの詳細は直接問い合わせることでしか確認できないのが現状です。まずは住宅金融支援機構や日本政策金融公庫の公開金利データ、西日本シティ銀行などの公開情報を参考に相場感を把握したうえで、三菱UFJ銀行を含む複数の金融機関に並行して相談することをお勧めします。アパートローンは長期にわたる大きな借入ですから、金利だけでなく手数料・保証料・融資期間・LTVを総合的に比較して、自分の投資計画に合った選択をしてください。最新の金利情報は各公的機関・金融機関の公式サイトで必ずご確認ください。
参考文献・出典
- 三菱UFJ銀行 ローン金利一覧 — https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/loan.html
- 三菱UFJ銀行 期限前完済をお申し込みのお客さまへ — https://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kuriage/ufj/kuriage/prepayment_ryui.html
- 三菱UFJ銀行 不動産ファイナンス — https://www.bk.mufg.jp/houjin/shikin_chotatsu/fudousan/index.html
- 住宅金融支援機構 賃貸住宅融資金利 — https://www.jhf.go.jp/kinri/chintai.html
- 住宅金融支援機構 令和8年9月の参考金利のお知らせ(賃貸住宅を建設する場合) — https://www.jhf.go.jp/files/topics/5378_ext_99_0.pdf
- 日本政策金融公庫 中小企業の方(中小企業事業)FAQ — https://www.jfc.go.jp/n/faq/a300.html
- 日本政策金融公庫 企業活力強化資金 — https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/14_syougyousikin_m.html
- 日本政策金融公庫 金利情報(国民生活事業) — https://www.jfc.go.jp/n/rate/
- 西日本シティ銀行 不動産オーナーズローン — https://www.ncbank.co.jp/loan/housing/realestate-owners/
- スルガ銀行 投資用不動産ローン 商品概要説明書 — https://www.surugabank.co.jp/surugabank/prod/pdf/real_estate.pdf
- オリックス銀行 借り入れに必要な諸費用(不動産投資ローン) — https://www.orixbank.co.jp/personal/property/charges.html
- Wealth Agent 主要14銀行の不動産投資ローン比較(2026年版) — https://www.agent-hp.com/real-estate-investment-loan-comparison/
- Wealth Agent スルガ銀行の不動産投資ローン — https://www.agent-hp.com/suruga-bank/
- Wealth Agent オリックス銀行の不動産投資ローン — https://www.agent-hp.com/orix-bank/