COLUMNコラム

最初の売出価格をどう置くか|強気に出した物件は下げ幅が1.5ポイント深い

2026年6月に売り出された一棟15,063件のうち11.5%が3か月で値下げし、最初の改定までは中央値24日。累積の下げ幅は1回で6.9%、3回で26.0%です。相場より15%以上低い利回りで出した物件の下げ幅は6.2%で、控えめに出した物件の4.7%より深くなります。初値の置き方が何に効くのかを

一棟アパートと一棟マンション、売却はどこが違うか|買い手の母数が別物になる

売出中の一棟アパート21,052件の価格中央値は5,500万円、一棟マンション11,898件は1億5,000万円。アパートは46.4%が5,000万円未満、マンションは21.6%が3億円以上で、買い手の母数が別物になります。構造・融資年数・積算の中身・値下げの起こり方まで、二つの違いを実データで並べ

どこまで直すと、いくらの値段が付くのか|水回り4点から先は伸びなかった

キッチンだけでよいのか、全部やり直さないと駄目なのか。売り出し中の部屋1,700件以上を工事の範囲ごとに分けると、水回り4か所+内装まではきれいに上がり、そこからフルリノベーションへ進めても3.0しか増えませんでした。築年数・都県・駅による上乗せ額の違いもあわせて出しています。

リフォームで戻ってくるのは、いくらなのか|同じ部屋の売買1,021組で測る

リフォーム済は高く売れます。ではいくら高いのか。工事の見積もりは円で届くのに、語られるのはパーセントばかりです。個人が手放した部屋が直されて売り直されるまでを1,021組追いかけ、直さずに売り直しただけの311組と引き算しました。上乗せは部屋の値段によらず、およそ500万円でした。

オーナーチェンジはいくら安いのか|5,003棟で測った割引率と、その割引が戻る条件

同じマンションの中で比べると、入居中の1㎡成約単価は中央値で9.7%低く、5,003棟のうち71.8%で低い結果でした。割引の幅は築0〜9年の3.2%から築40年以上の15.6%まで築年数で5倍近く、エリア間では6.7倍変わります。入居中で買って空室で売った住戸の年率は5.55%で、空室→空室の3.

同じマンションでも部屋で1.4倍違う|階・向き・角部屋で説明できるのは何割か

同じ建物の中でも㎡単価は約1.4倍違います。ではその差は何で決まるのか。階と広さで説明できるのは2.6%だけでした。大きく効くのは階の高低差13.0%、リフォーム10.6%、賃貸中かどうか5.6%。向きは1.1〜2.5%、角部屋は0.3%。広告で目立つ条件ほど、金額には効いていませんでした。

角部屋は高く売れるのか|同じ階で比べると差はほぼ消える

そのまま比べると角部屋は11.6%高く売れています。ところが同じ建物の同じ階で比べると、差はわずか0.3%でした。角部屋のほうが高かったのは50.9%で、ほぼ半々です。11.6%の大半は、角部屋が東京都に多いことから生まれていました。住みやすさと売値は別だ、という話をデータで確かめます。

南向きは本当に高く売れるのか|生の数字では北向きのほうが高い

向きごとの㎡単価をそのまま並べると、北向きは南向きの2.05倍でした。北向きが都心の新しい小さい部屋に偏っているためです。同じ建物の同じ階で比べ直すと、南向きの上乗せは2.5%。階と広さも差し引くと1.14ポイント。4,080万円の部屋なら47万円から102万円で、階よりずっと小さい要素でした。

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