この記事の結論
- 有楽町マルイは2026年10月現在も営業中で、「跡地」にはなっていません。
- 有楽町駅前の再開発は、近接する有楽町ビル・新有楽町ビル跡地(約1万㎡)が対象です。
- 三菱地所は同跡地に「YURAKUCHO PARK」を2026年度後半に開設予定と発表しています。
「有楽町マルイの跡地はどうなるの?」と気になって調べている方は多いかもしれません。しかし実際には、有楽町マルイは2026年10月現在も千代田区有楽町2-7-1で営業を続けており、閉館や建替えに関する公式発表は確認されていません。一方で、有楽町駅前では別の大規模再開発が着々と進んでいます。有楽町ビルと新有楽町ビルの跡地(約1万㎡)を舞台に、三菱地所が日本文化を世界に発信する拠点「YURAKUCHO PARK」を整備すると発表しており、街の姿が大きく変わろうとしています。この記事では、混同されやすい「有楽町マルイ」と「有楽町ビル・新有楽町ビル跡地」の違いを整理しながら、再開発の最新情報をわかりやすくお伝えします。
有楽町マルイは今も現役、跡地ではない

まず押さえておきたいのは、有楽町マルイは現在も営業している商業施設だという点です。千代田区の公式観光情報サイト「Visit Chiyoda」によると、有楽町マルイの所在地は東京都千代田区有楽町2-7-1で、営業時間は11:00〜20:00と案内されています。JR有楽町駅から徒歩約1分という好立地にある大型商業施設として、引き続き多くの来店客を集めています。
「有楽町マルイ 跡地」というキーワードで検索する方が増えている背景には、有楽町駅周辺で複数の再開発が同時進行していることがあります。駅の周辺では古いビルの解体工事が目に入りやすく、「マルイも閉まるのでは?」という印象を持つ方が出てくるのは自然なことです。しかし2026年10月時点で、有楽町マルイの閉館や建替えに関する公式発表は確認されていません。情報を正確に把握するためにも、「有楽町マルイ」と「有楽町ビル・新有楽町ビル」は別の建物であることをしっかり区別しておく必要があります。
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本当の再開発対象は有楽町ビル・新有楽町ビル跡地

では、実際に再開発が進んでいるのはどこなのでしょうか。三菱地所が2025年5月に発表したプレスリリースによると、有楽町駅前に位置する「有楽町ビル」「新有楽町ビル」の跡地(約1万㎡)において、新ビル建設までの期間を暫定利用し、アートや食、エンターテイメントなど日本の文化を世界に発信する拠点を開設するとしています(三菱地所 https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/05/22_mec250522_yos)。
この2棟はすでに解体工事が進んでおり、有楽町駅前の景観が大きく変化しています。有楽町マルイとは異なる建物ですが、いずれも有楽町駅の近くに位置するため、「マルイが閉まった」「マルイの跡地が再開発される」という誤解が生まれやすい状況にあります。再開発の対象はあくまで有楽町ビル・新有楽町ビルの跡地であり、有楽町マルイとは別の話です。
東京都都市整備局も有楽町駅周辺地区のまちづくりについて、「駅西口に駅前広場がない」「建物更新が進んでいない」「歩行者通路の分断などにより周辺地区との回遊性が不十分」といった課題を指摘しており(東京都都市整備局 https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/machizukuri/machi_project/toshi_saisei/saisei09)、この地区全体の再整備が長年の課題となっていたことがわかります。
YURAKUCHO PARKとは何か
三菱地所が2025年7月に発表した情報によると、有楽町ビル・新有楽町ビル跡地の暫定利用施設の名称は「YURAKUCHO PARK」です。同社は「東京・有楽町駅前で解体工事中の『有楽町ビル』『新有楽町ビル』跡地(約1万㎡)に、『YURAKUCHO PARK』を2026年度後半に開設いたします」と案内しています(三菱地所 https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/07/28_mec250728_yurakucho_park)。
この施設の大きな特徴は、日本文化を国内外に発信することを明確なコンセプトとして掲げている点です。アート・商業・ホスピタリティを融合させた複合空間「JAPA VALLEY TOKYO」がこの拠点に関わっており、世界的クリエイターであるPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)とNIGO®が手掛けるプロジェクトとして注目を集めています。さらに、シンボルアートにはKAWSの作品が採用されるとも三菱地所は説明しており、アート好きや海外からの観光客にとっても魅力的な空間になることが期待されています(三菱地所設計 https://www.mjd.co.jp/news/75933/)。
「暫定利用」という位置づけながら、世界的クリエイターが関わる本格的な文化発信拠点として整備される点は、単なる工事中の仮設施設とは一線を画しています。新ビルが完成するまでの期間を有効活用しながら、有楽町という街のブランド価値を高めようという三菱地所の戦略が見えてきます。
有楽町駅周辺の再開発が街に与える影響
有楽町駅周辺の再開発は、周辺エリアの不動産市場や商業環境にも少なからず影響を与えると考えられます。東京都都市整備局が指摘するように、これまで有楽町駅西口には駅前広場がなく、歩行者の回遊性が課題とされてきました。YURAKUCHO PARKのような大規模な公開空地・文化拠点が整備されることで、人の流れが変わり、周辺の商業施設や飲食店にとっても新たな集客機会が生まれる可能性があります。
一方で、再開発エリアの周辺では地価や賃料の動向にも注目が集まります。有楽町・銀座エリアはもともと東京でも有数の商業地であり、大規模な文化・商業拠点の誕生はエリア全体の価値を底上げする要因になり得ます。ただし、こうした影響は物件の立地条件や用途によって大きく異なるため、個別の事情に応じた判断が必要です。
また、YURAKUCHO PARKはあくまで暫定利用施設であり、将来的には新ビルの建設が予定されています。長期的な視点で見ると、新ビル完成後の有楽町駅前はさらに大きく変貌する可能性があります。現時点では新ビルの詳細な計画や完成時期は公表されていないため、最新情報は三菱地所や東京都都市整備局の公式サイトで随時確認することをおすすめします。
まとめ
有楽町マルイは2026年10月現在も営業を続けており、「跡地」という状況にはありません。有楽町駅前で進んでいる再開発は、有楽町ビルと新有楽町ビルの跡地(約1万㎡)を対象としたものであり、三菱地所が「YURAKUCHO PARK」として2026年度後半の開設を目指しています。Pharrell WilliamsやNIGO®、KAWSといった世界的クリエイターが関わるこの施設は、日本文化を世界に発信する拠点として大きな注目を集めています。有楽町エリアの再開発情報は今後も更新される可能性があるため、三菱地所や東京都都市整備局の公式サイトを定期的にチェックしながら、正確な情報をもとに街の変化を見守っていきましょう。
参考文献・出典
- 三菱地所「有楽町ビル・新有楽町ビル跡地の暫定利用プロジェクト発表(2025年5月)」 — https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/05/22_mec250522_yos
- 三菱地所「YURAKUCHO PARK 2026年度開設発表(2025年7月)」 — https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/07/28_mec250728_yurakucho_park
- 株式会社三菱地所設計「YURAKUCHO PARK・JAPA VALLEY TOKYO 事業発表」 — https://www.mjd.co.jp/news/75933/
- 東京都都市整備局「有楽町駅周辺地区まちづくり」 — https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/machizukuri/machi_project/toshi_saisei/saisei09
- 有楽町マルイ 公式サイト — https://www.0101.co.jp/086/
- Visit Chiyoda(千代田区公式観光情報)「有楽町マルイ スポット紹介」 — https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/870