高松駅周辺が、いま大きく変わろうとしています。商業施設のオープンや大学キャンパスの誘致、歩行者空間の整備など、さまざまな開発プロジェクトが同時進行しており、地域全体の魅力が急速に高まっています。「高松で不動産投資を考えているけれど、エリアの将来性がよくわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、高松駅周辺で進む開発の最新動向を整理しながら、不動産投資の観点からどのような可能性があるのかをわかりやすく解説します。公的機関の情報をもとに、初心者でも理解しやすい内容でお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
高松駅周辺開発の全体像を知る

まず押さえておきたいのは、高松駅周辺の開発が行政主導の計画に基づいて体系的に進められているという点です。高松市は「サンポート高松地区」を中心に、都市再生整備計画を策定して開発を推進しています。高松市の公式情報によると、令和2年5月に「高松市サンポート地区都市再生検討委員会」を設置し、サンポート地区周辺の諸課題の解決を目的として、幅広い意見を聴取しながら計画の策定を進めてきました(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/sanpototakamatu.html)。
行政が主導する都市再生計画は、民間の単発的な開発とは異なり、長期的な視点でエリア全体の価値を高めることを目的としています。そのため、一つの施設が完成して終わりではなく、複数のプロジェクトが連携しながら継続的に地域を変えていく点が特徴です。不動産投資の観点からは、こうした行政の計画が存在するエリアは将来性を評価しやすく、投資判断の根拠として活用できます。
さらに、令和7年3月には「第4期高松市中心市街地活性化基本計画」が内閣総理大臣の認定を受けました(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/kasseika/chushin/4th.html)。この計画では、サンポート高松を含む広域都市機能誘導区域として中心市街地の活性化が明確に位置づけられており、国レベルでも高松駅周辺の重要性が認められていることがわかります。
相次ぐ新施設のオープンが街を変える

高松駅周辺の変化を最も実感しやすいのは、新しい施設が次々と誕生していることです。2024年3月22日には「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」がグランドオープンしました。JR四国ステーション開発株式会社の発表によると、既存施設「COM高松」を南館として再編し、新規開発部分を北館として加えた構成となっています(JR四国ステーション開発株式会社 https://www.jr-shikoku.co.jp/jrs-station/news/20240227_2/)。駅直結の商業施設が刷新されたことで、駅の利便性と集客力が大きく向上しました。
また、香川県立アリーナ(あなぶきアリーナ香川)のオープンも、エリアのにぎわいに大きく貢献しています。大型アリーナはコンサートやスポーツイベントなど多様なイベントを誘致できるため、定期的に県内外から多くの来場者を集める効果があります。高松市長の活動報告(令和8年2月)でも、高松オルネ、県立アリーナ、徳島文理大学高松駅キャンパスが「活力と魅力あるエリアとして大きなにぎわいを見せている」と言及されており、複数の施設が相乗効果を生んでいることが確認できます(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shichoushitsu/katsudo/r7/sicho_up202602051147.html)。
さらに注目すべきは、徳島文理大学の高松駅キャンパスです。令和7年3月の市長定例会見では、「駅から0分のキャンパスに学生が約1,300人、教職員等を含めると約1,500人が滞在する」と説明されています(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shichoushitsu/hatsugen/teirei/r6teirei/r7-03-28.html)。大学キャンパスの誘致は、周辺エリアの賃貸需要を安定的に底上げする効果があるため、不動産投資家にとって特に重要なポイントです。
歩行者空間の整備が街の魅力を高める
開発の効果は大型施設だけにとどまりません。高松市は、JR高松駅とサンポート合同庁舎の間の道路を歩行者優先の空間にする「プロムナード化」を進めています。対象区間は約94メートルで、道路の愛称は「サンポートガーデンプロムナード」に決定しています(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/doro/d_kanri202412.html)。
歩行者優先の空間づくりは、単なる道路整備にとどまらず、街全体の印象を大きく変える取り組みです。人が歩きやすく、滞在したくなる環境が整うことで、周辺の飲食店や小売店の集客力が高まります。また、街の景観が向上することで、住みたいエリアとしての評価も上がりやすくなります。こうした環境整備は、不動産の資産価値にも間接的に好影響を与えると一般的に考えられています。
この歩行者空間の活用を促進するために、官民連携プロジェクト「サンポートFACT(Free Area Creation Takamatsu)」も展開されています。高松市の情報によると、このプロジェクトはサンポート高松エリアの各施設を結ぶ公共空間を活用し、継続的なにぎわいの創出や空間開放に向けたルールづくりを目的とした社会実験を実施しています(高松市 https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/20220819.html)。2023年の社会実験では、17団体から延べ96回の使用実績があり、民間の活力が公共空間に取り込まれていることがわかります。
不動産投資の視点から見た高松駅周辺の可能性
実は、開発が進むエリアへの不動産投資には、いくつかの重要な視点があります。まず、賃貸需要の安定性という点では、大学キャンパスや大型商業施設の存在が大きな強みになります。学生や働く人々が集まるエリアは、単身者向けの賃貸需要が継続的に生まれやすく、空室リスクを抑えやすいと一般的に言われています。
次に、資産価値の変動という観点も重要です。行政が都市再生計画を策定し、国の認定も受けているエリアは、長期的に見て地価が安定しやすい傾向があります。ただし、開発の進捗や経済状況によって価格は変動しますので、購入時点での相場だけでなく、将来的な需給バランスも慎重に見極める必要があります。具体的な価格動向については、不動産会社や専門家への相談を通じて最新情報を確認することをおすすめします。
また、投資物件の種類についても検討が必要です。高松駅周辺のような都市中心部では、ワンルームや1LDKといったコンパクトな物件が単身者や学生に人気を集めやすい傾向があります。一方で、ファミリー向けの物件は供給が限られるため、差別化しやすいという側面もあります。いずれにせよ、ターゲットとなる入居者層を明確にしたうえで物件を選ぶことが、安定した収益につながる基本的な考え方です。
まとめ
高松駅周辺では、行政主導の都市再生計画のもと、商業施設・大学キャンパス・アリーナ・歩行者空間の整備など、多面的な開発が着実に進んでいます。これらの取り組みは、エリアの賑わいと利便性を高め、不動産の需要や資産価値にも好影響を与える可能性があります。もちろん、不動産投資にはリスクも伴いますので、公的機関の最新情報を確認しながら、専門家のアドバイスも取り入れて慎重に判断することが大切です。高松駅周辺の開発動向を継続的にウォッチしながら、自分に合った投資戦略を考えてみてください。
参考文献・出典
- 高松市(都市構造再編集中支援事業 サンポート高松地区) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/sanpototakamatu.html
- 高松市(サンポート高松地区のプロムナード化区間の愛称募集) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/doro/d_kanri202412.html
- 高松市(官民連携による『サンポートFACTプロジェクト』について) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/20220819.html
- JR四国ステーション開発株式会社(「TAKAMATSU ORNE」の出店店舗・施設サービス・開業イベント等について) – https://www.jr-shikoku.co.jp/jrs-station/news/20240227_2/
- 高松市(市長定例会見 令和7年3月28日) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shichoushitsu/hatsugen/teirei/r6teirei/r7-03-28.html
- 高松市(市長活動報告 令和8年2月) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shichoushitsu/katsudo/r7/sicho_up202602051147.html
- 高松市(第4期高松市中心市街地活性化基本計画について) – https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/kasseika/chushin/4th.html