この記事の結論
- 2026年10月時点でイトーヨーカドーの公式店舗数は90店舗で、永久閉店予定の公式一覧は発表されていない。
- 2026年は閉店ではなくシステム変更にともなう3日間の一時休業が各店舗で順次実施されている。
- 北海道・東北・信越エリアの一部店舗は2024年に事業承継が進められ、店舗数は119から92へ縮小した経緯がある。
「イトーヨーカドーが閉店するらしい」という情報をSNSやニュースで目にして、近くの店舗はどうなるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。実際のところ、2026年10月時点でイトーヨーカドーが「今すぐ全店閉鎖する」という事実はなく、公式から永久閉店予定の一覧が発表されているわけでもありません。この記事では、公式情報をもとに現在の店舗数の実態、2026年に各店舗で起きていること、そしてこれまでの店舗数縮小の経緯を整理してお伝えします。正確な情報を把握することで、近くの店舗の状況を冷静に判断する手助けになれば幸いです。
2026年10月時点のイトーヨーカドー店舗数の実態

まず押さえておきたいのは、2026年10月現在のイトーヨーカドーの実際の店舗数です。イトーヨーカドーの公式店舗一覧ページ(stores.itoyokado.co.jp)では、2026年10月18日時点で全国90店舗が掲載されています。一方、親会社であるセブン&アイ・ホールディングスのIR資料(2026年4月9日付)では、イトーヨーカ堂グループ全体の店舗数が196店舗、そのうちイトーヨーカドーの店舗数は92店舗と記載されています。
この2つの数字に若干の差があるのは、IR資料の集計時期と公式サイトの更新タイミングのずれ、あるいは集計方法の違いによるものと考えられます。いずれにせよ、2026年時点でイトーヨーカドーは90店舗前後を維持しており、突然の全店閉鎖という状況ではありません。
また、セブン&アイのIR資料では、2026年2月時点のイトーヨーカドーの閉店数は「±0」と記録されています。つまり、その時点では新たな閉店は発生していないことが公式に確認できます。ネット上で「閉店ラッシュ」という表現が使われることもありますが、2026年現在の公式情報はそれとは異なる状況を示しています。
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2026年に各店舗で起きていること:システム変更による一時休業

2026年に各店舗で実際に起きているのは、永久閉店ではなくシステム変更にともなう一時的な休業です。イトーヨーカドーの公式サイト(itoyokado.co.jp)によると、2026年3月より店舗のシステム変更にともない、順次3日間の休業を実施するとアナウンスされています。
2026年8月時点の公式休業案内では、9月下旬の休業対象店舗として、アリオ葛西店・アリオ西新井店・多摩センター店・曳舟店・小田原店・ららぽーと横浜店・八千代店・大宮宮原店・久喜店などが掲載されていました。これらはいずれも3日間の一時休業であり、その後は通常営業に戻っています。
さらに、埼玉県の和光店については、2026年10月29日から31日の3日間、システム変更のためテナントを含む全館休業が公式ページで案内されています(itoyokado.co.jp)。このように、2026年の「休業」情報の多くは閉店ではなくシステム更新のための一時的なものです。SNSなどで「閉店」と誤解されやすい状況ですが、公式情報を確認することが重要です。
これまでの店舗数縮小の経緯

現在の90店舗前後という数字は、数年前と比べると大きく減少しています。セブン&アイのIR資料によると、イトーヨーカドーの店舗数はかつて119店舗ありましたが、その後111店舗、105店舗、92店舗と段階的に縮小してきた経緯があります。この変化の背景には、事業の選択と集中という経営判断があります。
特に大きな動きとなったのが、2024年2月9日に公式発表された北海道・東北・信越エリアの一部店舗の事業承継です。イトーヨーカドーの公式資料によると、株式会社ヨークベニマル、株式会社ダイイチ、OICグループなどへの事業承継等に関する契約が締結され、対象店舗が順次引き渡されました。たとえば屯田店(北海道)は2024年8月頃の引き渡し予定として明記されていました。
重要なのは、これらの店舗は「閉店」ではなく「事業承継」であり、地域の買い物の場として別の運営者のもとで継続されているケースが多いという点です。イトーヨーカドーのブランドとしての店舗数は減っても、地域の商業機能が失われたわけではありません。この違いを理解しておくことで、ニュースの見方が変わってくるでしょう。
「閉店予定一覧」が出回る背景と情報の見極め方
インターネット上では「イトーヨーカドー閉店予定一覧2026」といった情報が多く出回っています。しかし、2026年10月時点でイトーヨーカドーが永久閉店予定の店舗を一覧として公式発表した事実は確認されていません。こうした情報の多くは、過去の閉店情報や事業承継の情報、あるいは一時休業の情報が混在して拡散されたものと考えられます。
近くの店舗が閉店するかどうかを正確に知りたい場合は、イトーヨーカドーの公式サイト(itoyokado.co.jp)の「店舗休業のお知らせ」ページや、各店舗の公式ページを直接確認することが最も確実です。また、セブン&アイ・ホールディングスのIR情報(7andi.com)も、店舗数の変化を把握するうえで信頼できる情報源です。
公式サイトの情報と、SNSや個人ブログの情報を明確に区別する習慣が、こうした混乱を避けるうえで大切です。特に「〇〇店が閉店する」という情報は、公式の発表があるまでは確定情報として扱わないことをおすすめします。店舗の状況は随時変わる可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
まとめ
2026年10月時点のイトーヨーカドーは、公式サイトで90店舗が確認されており、永久閉店予定の公式一覧は発表されていません。2026年に各店舗で実施されている「休業」の多くは、システム変更にともなう3日間の一時的なものです。店舗数の縮小は数年前から続いていますが、その多くは閉店ではなく事業承継という形で地域の商業機能を引き継ぐ形をとっています。近くの店舗の状況が気になる方は、イトーヨーカドーの公式サイトや各店舗ページを定期的にチェックするのが最も確実な方法です。情報が錯綜しやすいテーマだからこそ、一次情報を自分で確認する姿勢が大切です。
参考文献・出典
- イトーヨーカドー 全国の店舗一覧 — https://stores.itoyokado.co.jp/all/
- セブン&アイ・ホールディングス IR資料(2026年4月9日付 店舗関連情報)— https://www.7andi.com/ir/file/library/kh/pdf/2026_0409kh.pdf
- イトーヨーカドー 店舗休業のお知らせ — https://www.itoyokado.co.jp/special/closed_notice/index.html
- イトーヨーカドー 和光店 公式ページ — https://ko.stores.itoyokado.co.jp/detail/531/
- イトーヨーカドー 店舗の事業承継等について(2024年2月9日付)— https://www.itoyokado.co.jp/__resources__/384639eb-d202-457b-b7ce-1c24ef8643f1.pdf