市況・データ

同棲の家賃相場は月177,000円|東京都の間取り別実データ

この記事の結論

  • 東京都の同棲向け間取りの成約家賃は、中央値で月177,000円です。
  • 家賃を抑えるなら2Kが103,000円、2DKが125,000円で、1LDKの174,000円より低いです。
  • 2LDKは239,000円・55.8㎡で、1LDKの174,000円・40.8㎡より広さも家賃も一段上です。

二人で住むと家賃はいくらが普通なのか。この疑問に、東京都で直近3年に成約した二人暮らし向けの間取りの自社データでお答えします。ネット上の一般論ではなく、実際に契約が決まった家賃を集計した数字です。この記事では、間取りごとの家賃の差、二人暮らしに必要な広さ、そして家賃を抑えたいときにどの間取りを選べばよいかを順に説明します。集計の範囲は東京都のみ、期間は直近3年です。まずは全体の目安となる金額から見ていきましょう。

東京都の同棲家賃相場は月177,000円が目安

東京都の同棲家賃相場は月177,000円が目安のイメージ

東京都で二人暮らし向けの間取りを借りた場合、家賃の中央値は月177,000円です。これは直近3年に成約した物件を集計した値です。同棲の家賃相場は東京都で月177,000円というのが、まずの出発点になります。

次の表は、東京都で成約した二人暮らし向けの間取りを、間取り別に家賃と広さで集計したものです。

間取り成約件数家賃 (月額)専有面積
2 K21,838103,000円31.㎡
2 DK41,732125,000円41.4㎡
1 LDK195,426174,000円40.8㎡
2 LDK98,027239,000円55.8㎡
二人暮らし向けの間取り別 家賃と広さ (東京都・直近3年の成約)
出典: 株式会社青山地所 自社データベース (集計 2026年09月 時点)

ここで一つ、言葉の意味を押さえておきます。この集計は「成約データ」です。成約データとは、実際に契約が決まった物件の家賃を集めたものを指します。広告に出ている「募集家賃」とは性質が違います。募集中の物件は値下げ交渉で下がることもあれば、条件が良くてすぐ埋まることもあります。実際に決まった金額を見るほうが、現実に近い目安になります。

表の中で自分がどの行にあたるかは、暮らし方から探すと分かりやすくなります。二人で寝室を分けず、リビングでいっしょに過ごす暮らしなら1LDKの行です。寝室と仕事部屋を分けたいなら2LDKの行を見てください。とにかく家賃を抑えたいのであれば、2Kか2DKの行が候補になります。なお、この集計は東京都のみ・直近3年・成約ベースという範囲であることを、最初に覚えておいてください。

いまの家賃で、いくらのマンションが買えるのか 家賃から買える棟を見る

二人暮らしの家賃は「いくらが普通」なのか

二人暮らしの家賃は「いくらが普通」なのかのイメージ

「普通はいくらか」を知るには、いちばん多くの人が選んでいる間取りを見るのが近道です。成約件数が最も多いのは1LDKで、その家賃は174,000円です。

全体の中央値である177,000円と、1LDKの174,000円はほぼ同じ水準です。つまり二人の「普通」は1LDKで月174,000円前後という読み方ができます。東京都で同棲を始める二人が、実際に最も多く選んでいる形がこれだと考えてください。

ここで間取りの記号も説明しておきます。Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食事をする場所)、Kはキッチン(台所)を表します。数字は寝室などに使える部屋の数です。1LDKなら、リビング・ダイニング・キッチンが一体になった空間が一つと、独立した部屋が一つという構成になります。

他の間取りの件数も見てみましょう。成約件数は間取りごとに異なり、家賃は2Kが最も低く、2DK、1LDK、2LDKの順で広い間取りほど家賃が上がる傾向にあります。件数でいえば1LDKと2LDKで大半を占めており、この二つが同棲の主な選択肢になっていることが分かります。

1LDKと2LDKで家賃はいくら違うのか

1LDKと2LDKの違いは、家賃と広さの両方に表れます。家賃は1LDKが174,000円、2LDKが239,000円です。表の値を引き算すると、月65,000円の差になります。

広さのほうは1LDKが40.8㎡、2LDKが55.8㎡です。部屋がひとつ増える分だけ面積が広がり、その分だけ家賃も上がっています。部屋数と広さと家賃が、そろって一段上がる関係です。

ところが、ここに見落としやすい点があります。2DKは1LDKとほぼ同じ広さです。それなのに家賃は125,000円にとどまります。理由は表記の違いにあります。DKは食事ができる程度の台所、LDKはさらにくつろぐスペースも兼ねた広い空間を指します。リビング付きの表記は同じ広さでも家賃が高くなりやすいという傾向があるのです。同じ面積でも、間取りの呼び名が違えば家賃は変わります。

なお、この集計は東京都全体の成約を束ねた値です。個別の物件は築年数や駅からの距離によって上下します。表の金額はあくまで真ん中あたりの水準だと考えてください。

二人で住むなら何㎡あれば足りるのか

必要な広さは、実際に二人暮らし向けで成約した専有面積から判断できます。間取りごとに異なる広さが実績として存在し、1LDKと2DKは40㎡前後、2LDKはそれより広い水準になっています。

専有面積とは、自分たちだけが使える部屋の広さのことです。共用の廊下やバルコニーは含みません。物件の広告に「40.8㎡」と書いてあれば、それは室内で実際に使える面積を指していると考えてください。

この数字を見ると、40㎡前後が1LDKと2DKの実態だと分かります。二人で暮らすうえでの標準的な広さは、このあたりということです。一方で、在宅勤務の部屋がほしい場合や、寝室を別々にしたい場合はどうでしょうか。その場合は2LDKが現実的な目安になります。

ただし、広さの適正は生活スタイルで変わります。荷物が少なく、二人とも外出が多い暮らしなら40㎡台でも窮屈には感じにくいでしょう。反対に、家にいる時間が長かったり、大きな家具や趣味の道具が多かったりすると、同じ面積でも狭く感じます。家賃だけで決めず、荷物の量と在宅時間の長さもあわせて判断してください。

家賃を抑えたい二人が選ぶべき間取り

家賃を抑えたいなら、まず2DKを検討してください。2DKは1LDKとほぼ同じ広さです。それでいて家賃は125,000円で、1LDKとの比較では2DKは1LDKとほぼ同じ広さで家賃は月49,000円低いという結果になります。広さを我慢せずに支払いを下げられる、有力な選択肢です。

さらに安いのは2Kで、103,000円です。ただし広さは1LDKより一回り小さくなります。荷物が多い二人や、生活時間帯がずれていてお互いの物音が気になる二人には向きません。内見の前に、荷物の量と暮らし方が合うかを確かめておきましょう。

もう一つ注意点があります。DKやKと表記される物件は、築年数が古めのものが多い傾向にあります。家賃が低いのはそれも理由の一つです。水回りの設備や収納の使い勝手は、写真だけでは分かりません。必ず内見で自分の目で確かめてください。

物件探しを始める前に、二人で決めておくとよいことがあります。部屋数を優先するのか、広いリビングを優先するのかという方針です。ここが決まっていれば、2DKと1LDKのどちらを軸に探すかが自然に定まり、候補を絞りやすくなります。

この相場が当てはまらないケースと注意点

ここまでの数字には、はっきりとした限界があります。この集計は東京都のみで、他の地域には当てはまらないという点です。大阪や名古屋、地方都市の相場は、このデータからは分かりません。

東京都の中でも、区や駅によって差は大きく開きます。都心のターミナル駅から徒歩数分という物件は、表の金額より高くなりやすいでしょう。反対に、郊外で駅から距離のある物件は低くなる傾向があります。表の数字は東京都全体を束ねた真ん中の水準であり、どの物件にもそのまま当てはまるわけではありません。

支払いの面でも気をつけたい点があります。募集条件に書かれた家賃に、管理費や共益費が含まれているとは限りません。管理費が含まれるかで月の支払いは変わるため、契約前に必ず内訳を確認してください。家賃だけを比べて安いと思った物件が、管理費を足すと逆転することもあります。

最後に時期のずれです。この集計は直近3年の成約を束ねた値なので、今まさに募集されている物件の家賃とは差が出ることがあります。長期の傾向をつかむ目安として使い、実際の契約時は最新の募集条件で判断してください。

よくある質問

Q. 同棲で一番選ばれている間取りはどれですか

1LDKです。二人暮らし向けの間取りの中で最も多くの成約件数があります。家賃は174,000円、広さは40.8㎡です。迷ったときは、まず1LDKを基準に他の間取りと比べてみてください。

Q. 2Kと2DKはどちらが安く、何が違いますか

安いのは2Kで、103,000円です。2DKは125,000円になります。違いはDKの部分で、DKには食事ができるスペースがある分だけ広さが確保されています。広さの差が、そのまま家賃の差につながっていると考えてください。

Q. 大阪や地方で同棲する場合の相場はいくらですか

この集計は東京都のみを対象としているため、他の地域の相場は分かりません。住みたい地域が決まっているなら、その地域の成約データを確認するのが確実です。募集中の家賃ではなく、実際に決まった金額を見るようにしてください。

Q. 二人で家賃はどう分けるのが良いですか

負担割合の目安は、この集計では示せません。ただし行動としてお勧めできることはあります。折半にするのか、収入の比率で分けるのかを入居前に決め、その内容を簡単でよいので書面に残しておくことです。後から話し合うより、はるかにもめにくくなります。

まとめ

東京都の同棲向け間取りの成約家賃は、中央値で月177,000円です。件数が最も多い1LDKは174,000円で、これが二人暮らしの標準的な水準といえます。家賃を抑えたいなら2DKが有力で、1LDKとほぼ同じ広さを保てます。部屋数を優先するなら2LDKで、広さも家賃も一段上がります。自分たちの暮らし方に合う間取りを決めてから、物件を探し始めてください。

自分たちが希望する間取りと地域で実際にいくらで決まっているかは、成約データで確かめるのが早道です。

出典: 株式会社青山地所 自社データベース (集計 2026年09月 時点)

参考文献・出典

  • 株式会社青山地所 自社データベース(集計 2026年09月 時点)
  • 国土交通省 住生活基本計画(全国計画) – https://www.mlit.go.jp/common/000137583.pdf
  • アットホーム – 同棲する際の家賃相場はいくら?収入や地域別での家賃目安や費用負担の割合について解説 – https://www.athome.co.jp/contents/couple/how-much-rent/
  • アットホーム – 2025年12月 全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向 – https://www.athome.co.jp/corporate/news/data/market/chintai-yachin-202512/
  • CHINTAI – 同棲・二人暮らしの家賃目安とリアルな相場 – https://www.chintai.net/news/87221/
  • SUUMO – 同棲するときの家賃相場はいくらくらい? 家賃負担割合や家賃を抑えるコツや間取りを紹介 – https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_couple/dousei_yachin/
  • SUUMOリサーチセンター – 賃貸契約者動向調査(首都圏) – https://suumo-research.com/wp-content/uploads/2025/06/5a3c6e73-afe4-42c4-9f4d-35b633cb2eb2.pdf

関連記事

TOP
不動産売買なら青山地所