市況・データ

葛飾区マンション売却相場2026年|駅別・築年数別の実データで解説

この記事の結論

  • 2026年の葛飾区の土地相場データ中古マンション売却相場は、成約ベースで㎡単価中央値が近年の取引データで示されています。
  • 築年数で相場は大きく変わり、築10年以内と築31年以上では2.5倍以上の差があります。
  • 新小岩・金町・亀有エリアが区内で高値圏にあり、再開発が進む立石・金町北口も注目されています。

「うちのマンション、今いくらで売れるんだろう?」と思ったとき、まず気になるのが相場です。でも、ネットで調べると「売り出し価格」と「実際に売れた価格」が混在していて、どれを信じればいいか迷ってしまいますよね。この記事では、葛飾区マンション売却相場について、実際に成約した取引データをもとに、駅別・築年数別・面積別でわかりやすく整理しました。相続した実家を売りたい方、住み替えを考えている方、離婚やローンの問題で売却を検討している方など、どんな事情の方にも役立つ内容です。

葛飾区マンションの売却相場は今いくら?

葛飾区マンションの売却相場は今いくら?のイメージ

まず押さえておきたいのは、「売り出し価格」と「実際に売れた価格(成約価格)」は別物だということです。売り出し価格はあくまで希望額であり、実際の取引では値引きが入ることも少なくありません。ここでは成約ベースのデータを中心にお伝えします。

近年の葛飾区での中古マンション成約データによると、㎡単価の中央値は60万円台の水準で推移しています(mansion-market.com調べ)。たとえば60㎡のマンションなら、この単価に60を乗じた金額が目安の成約価格になります。また、SUUMOの掲載ベースでは売却相場の中央値は3,980万円(専有面積61㎡・築31年が中央値スペック)と示されています。

さらに直近期のデータでは、平均取引価格が4,000万円台、平均㎡単価は70万円台/㎡という数字も出ています。これは成約した物件の平均値なので、新しい物件や広い物件が多く含まれると高めに出る傾向があります。中央値と平均値の両方を参考にしながら、自分の物件のスペックと照らし合わせることが大切です。

トレンドとして見ると、過去数年間で㎡単価が上昇傾向にあり、葛飾区の相場は堅調に推移していると言えます(mansion-market.com調べ)。

ここまでのまとめ: 葛飾区の成約相場は60万円台の㎡単価が目安で、上昇傾向が続いています。

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築年数で相場はこんなに変わる

築年数で相場はこんなに変わるのイメージ

実は、葛飾区の売却相場を左右する最大の要因のひとつが「築年数」です。同じ葛飾区内でも、築年数によって㎡単価が2倍以上変わることがあります。

mansion-market.comが公表している成約データによると、築年数別の㎡単価中央値は次のとおりです。築10年以内は100万円台、築11〜20年は80万円台、築21〜30年は複数件のデータがあり、築31年以上は40万円台となっています。築10年以内と築31年以上では、㎡単価に2.5倍以上の差があることがわかります。

60㎡のマンションで計算すると、築10年以内なら600万円台、築31年以上なら2,400万円台という大きな差になります。つまり、「築年数が古いから安く売るしかない」と諦める前に、リフォームや適切な価格設定で少しでも有利な条件を引き出すことが重要です。一方で、築31年以上でも複数件の成約があることは、需要がゼロではないことを示しています。

また、築年数別の伸び率を見ると、築10年以内が比較的高い伸びを示す傾向があり、比較的新しい物件ほど価格上昇が顕著です。古い物件でも市場に需要はありますが、価格設定の戦略が特に重要になります。

ここまでのまとめ: 築年数は売却価格に直結します。まず自分の物件の築年数を確認しましょう。

駅別・エリア別の相場の違い

葛飾区は複数の路線が走っており、最寄り駅によって相場が大きく異なります。ここでは主要駅ごとの価格帯を整理します。

区内で最も坪単価が高いのは新小岩エリアです。2026年の坪単価平均は395.03万円/坪で、公示価格も329.26万円/坪・前年比+9.77%と区内トップクラスの地価を誇ります(tochi-d.com・国土交通省データ)。JR総武線が使えるアクセスの良さが評価されており、SUUMO掲載の売り出し価格帯は3,457〜6,785万円となっています。

金町・京成金町エリアも高値圏です。金町の2026年坪単価平均は309.81万円/坪(tochi-d.com調べ・11件平均)で、公示価格は229.42万円/坪・前年比+10.28%(国土交通省データ)。実際の成約事例では、2026年第1四半期に75㎡・2021年築・3LDKが1億1,000万円で売れた事例も確認されています。60〜80㎡帯の売り出し相場は京成金町7,380万円、金町7,250万円と区内でも突出しています。

亀有エリアは坪単価253.7万円/坪(2025年・35件平均)で、公示価格は233.22万円/坪・前年比+13.02%と上昇率が高い点が注目されます(tochi-d.com・国土交通省データ)。成約事例では2026年Q1に55㎡・2003年築・2LDKが4,900万円で成約しており、築古でも一定の需要があることがわかります。一方、立石エリアは坪単価178.87万円/坪(2025年・14件平均)と区内では比較的手頃な水準です。

ここまでのまとめ: 新小岩・金町・亀有が高値圏、立石は手頃な水準です。

再開発が相場に与える影響

葛飾区内では現在、複数の再開発事業が進行中です。再開発は周辺の不動産価値に影響を与えることがあるため、売却のタイミングを考える上で知っておく価値があります。

立石駅北口地区では、京成立石駅北側の約2.2ヘクタールを対象とした第一種市街地再開発事業が進んでいます。2021年4月28日に東京都知事から組合設立認可を受けており、京成押上線の高架化と連携して防災性の強化と街のにぎわい創出を目的としています(葛飾区公式サイト)。現在の立石エリアの坪単価は区内で低めですが、再開発の進捗によって将来的な評価が変わる可能性があります。

金町エリアでは、東金町一丁目西地区の第一種市街地再開発事業が2025年2月14日に事業計画変更認可を受けています(葛飾区公式サイト)。対象は東金町一丁目9番・10番の約3.0ヘクタールで、防災性向上と住環境・商業環境の整備を目的とした複合市街地の形成を目指しています。また、金町駅北口周辺では東京理科大学の開設や周辺開発との連携を前提に、広域的な複合拠点を目指す方針も示されています(葛飾区公式サイト)。

ただし、再開発が完成するまでの期間や価格への影響は個別事情によります。「再開発があるから高く売れる」と断定することはできませんが、売却のタイミングを検討する際の参考情報として押さえておくと良いでしょう。

ここまでのまとめ: 立石・金町エリアでは再開発が進行中で、今後の動向に注目が集まっています。

売却前に確認したい3つのポイント

いざ売却を考えたとき、どんな準備が必要か迷う方も多いと思います。ここでは特に重要な3点を整理します。

まず確認したいのは、自分の物件の「今の価値」です。相場データはあくまで平均や中央値であり、実際の価格は階数・向き・管理状態・リフォームの有無などによって変わります。たとえば同じ築20年・60㎡でも、角部屋か中住戸か、管理組合がしっかり機能しているかどうかで査定額が変わることがあります。複数の不動産会社に査定を依頼して比較することが、適正価格を知る近道です。

次に、売却にかかる費用を把握しておくことが大切です。一般的に、仲介手数料は売却価格の3%+6万円(税別)が上限とされています。4,000万円で売れた場合、仲介手数料は約138万円(税別)になります。このほか、登記費用や引っ越し費用、場合によっては住宅ローンの残債の精算も必要です。手元に残る金額を事前に計算しておくと、住み替えや生活設計の計画が立てやすくなります。

また、売却益が出た場合は税金がかかることも覚えておきましょう。売却益(譲渡所得)に対して税金が発生する場合がありますが、居住用財産の売却には一定の特例が設けられています。詳しくは国税庁の公式サイトや税理士にご確認ください。

ここまでのまとめ: 査定・費用・税金の3点を事前に整理しておくと、売却の判断がスムーズになります。

まとめ

葛飾区のマンション売却相場は、近年の成約データで60万円台の㎡単価中央値、平均では4,000万円台と、上昇傾向が続いています。ただし、築年数・駅・面積によって価格は大きく異なるため、区全体の平均だけで判断するのは禁物です。新小岩・金町・亀有が高値圏にある一方、立石は再開発の進捗次第で変化する可能性があります。売却を検討する際は、成約データをもとにした適正価格の把握と、費用・税金の事前確認が重要なステップです。焦らず、複数の情報源と専門家の意見を組み合わせながら判断することをおすすめします。

ご自身の物件がいくらになるかは、実際の成約データで見るのが早道です。

参考文献・出典

  • SUUMO(リクルート) – https://suumo.jp/baikyaku/ms/chuko/soba/tokyo/sc_katsushika/
  • SUUMO 中古マンション価格相場情報 – https://suumo.jp/ms/chuko/soba/tokyo/sc_katsushika/
  • mansion-market.com 葛飾区売却相場解説 – https://mansion-market.com/guide/souba-tokyo-katsushika/
  • tochi-d.com 葛飾区マンション価格一覧 – https://www.tochi-d.com/mansion/13/13122/
  • tochi-d.com 葛飾区金町マンション価格 – https://www.tochi-d.com/mansion/13/13122/131220004/
  • tochi-d.com 亀有マンション価格 – https://www.tochi-d.com/mansion/13/13122/131220007/
  • tochi-d.com 立石マンション価格 – https://www.tochi-d.com/mansion/13/13122/131220014/
  • 葛飾区公式 立石駅北口地区再開発 – https://www.city.katsushika.lg.jp/planning/1003609/1003628/1015071.html
  • 葛飾区公式 東金町一丁目西地区再開発 – https://www2.city.katsushika.lg.jp/planning/1003609/1003628/1031214.html
  • 葛飾区公式 金町駅北口周辺街づくり – https://www.city.katsushika.lg.jp/planning/1003609/1003628/1003651.html
  • tochi-d.com 葛飾区公示価格ランキング2026年 – https://www.tochi-d.com/tochi/13/13122/ranking/
  • tochi-d.com 金町公示価格2026年 – https://www.tochi-d.com/tochi/13/13122/131220004/ranking/
  • tochi-d.com 亀有公示価格2026年 – https://www.tochi-d.com/tochi/13/13122/131220007/
  • tochi-d.com 新小岩公示価格2026年 – https://www.tochi-d.com/tochi/13/13122/131220011/
電宅男
監修 電宅男 宅地建物取引士 / MBA|株式会社青山地所 営業部

一橋大学大学院MBA修了。大手デベロッパー法人部門、買取再販会社を経て現職。区分リノベ再販・都心事業用物件の買取再販を手がけ、業界7年の知見で記事を監修。

プロフィール詳細 →
詳しいガイド査定額が決まる仕組み葛飾区で築年数によって単価が2.5倍以上変わるように、駅までの距離や階、部屋の状態も査定額を動かす要因になっており、それぞれの影響度は成約データから具体的に確かめられる。売却ガイド一覧を見る →

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