この記事の結論
- 名鉄百貨店本店は2026年2月28日に閉店し、跡地の名鉄ビルにヨドバシカメラが出店した。
- 「ヨドバシカメラ マルチメディア名鉄名古屋店」は2026年9月16日にオープンした。
- 売場面積は約11,900㎡・5フロア構成で、名駅エリア初のヨドバシカメラ店舗となった。
名古屋の玄関口・名鉄名古屋駅のすぐそばにあった名鉄百貨店本店が2026年2月に閉店し、「あの跡地はどうなるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。実は、閉店からわずか半年ほどで大きな動きが相次ぎました。この記事では、名鉄百貨店跡地にヨドバシカメラが出店するまでの経緯、店舗の規模や特徴、そして今後の再開発の見通しまでを時系列でわかりやすく解説します。名古屋の街の変化に関心がある方はもちろん、ショッピングや不動産・商業施設の動向に興味がある方にも役立つ内容です。
名鉄百貨店本店の閉店と跡地の現状

まず押さえておきたいのは、名鉄百貨店本店がいつ、どのような形で幕を閉じたかという点です。名鉄百貨店本店は2026年2月28日をもって店舗営業を終了しました(名古屋鉄道株式会社 第162回定時株主総会資料)。長年にわたって名古屋の中心部で親しまれてきた百貨店だけに、閉店を惜しむ声は少なくありませんでした。
閉店後、建物そのものはすぐに解体されたわけではありません。名鉄は「名鉄ビル」として建物を保有し続けながら、跡地の活用方法を段階的に進めていきました。一気に空白地帯になるのではなく、区画ごとに異なるテナントを誘致するという手法が取られたのです。
その第一弾として、2026年5月には名鉄名古屋駅中央改札口前の旧・和菓子売り場跡にギフトコーナー「M’s RELIER NAGOYA(エムズルリエ名古屋)」がオープンしました(名古屋鉄道株式会社プレスリリース)。さらに2026年6月には、別区画にスーパーマーケット「サポーレ」の出店も発表されています(名古屋鉄道株式会社プレスリリース)。このように、跡地は一つの大型施設に生まれ変わるのではなく、複数のテナントが段階的に入居するかたちで再活用が進んでいます。
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ヨドバシカメラ出店の経緯と正式発表の内容

名鉄百貨店跡地への出店として最も注目を集めたのが、ヨドバシカメラの誘致です。名鉄は2026年7月10日、名鉄ビル(旧・名鉄百貨店本店)において家電量販店「ヨドバシカメラ」を出店すると正式に発表しました(名古屋鉄道株式会社プレスリリース)。この発表では、開業時期を「2026年夏頃」としていましたが、その後より具体的なスケジュールが明らかになっていきます。
名駅エリア初出店という点が、この発表の大きなポイントでした。ヨドバシカメラはこれまで名古屋市内に店舗を持っていなかったため、名古屋の家電量販店市場に新たなプレイヤーが加わることになりました。名鉄名古屋駅および名鉄バスセンターに直結した好立地は、集客力の面でも大きな強みとなります。
その後、ヨドバシカメラ側からも正式なオープン日が発表されました。2026年9月4日付けの案内によると、「ヨドバシカメラ マルチメディア名鉄名古屋店」は2026年9月16日(水)に正式オープンすることが確定しました(ヨドバシカメラ公式ニュースリリース)。当初の「夏頃」という見通しよりもやや後ろ倒しになりましたが、開業に向けた準備が着実に進んでいたことがわかります。
店舗の規模と5フロア構成の特徴

新店舗の規模は、名古屋の商業施設のなかでも際立っています。総売場面積は約11,900㎡(約3,600坪)で、地下1階から4階までの5フロアで構成されています(ヨドバシカメラ公式ニュースリリース)。さらに、約2,000台の提携駐車場も完備されており、車でのアクセスにも対応した大型店舗となっています。
5フロアという構成は、家電・カメラ・ゲーム・スマートフォンなど幅広いカテゴリーを一か所でそろえるヨドバシカメラの強みを最大限に発揮できる規模です。また、名鉄名古屋駅と直結しているため、電車での来店も非常にスムーズです。名古屋市内はもちろん、愛知県内各地や岐阜・三重方面からも名鉄線を使ってアクセスできる点は、商圏の広さという意味で大きなアドバンテージになります。
売場面積約11,900㎡という規模は、既存の名古屋市内の家電量販店と比較しても大型の部類に入ります。地下1階から4階という縦に広がる構成は、旧・名鉄百貨店の建物をそのまま活用していることを示しており、建物の有効活用という観点からも合理的な選択といえるでしょう。フロアごとにどのようなカテゴリーが配置されるかの詳細は、現時点では公式情報として確認できていませんが、今後の公式発表に注目が集まります。
跡地活用が段階的に進む理由と今後の再開発

名鉄百貨店跡地の活用が「一気に大型施設へ」ではなく「段階的なテナント誘致」という形を取っている背景には、名鉄の再開発計画の見直しがあります。名鉄は現段階において今後のスケジュールを未定としながらも、現計画の見直し検討を速やかに進め、その方向性を2026年度内に公表することを目指すと表明しています(名古屋鉄道株式会社 第162回定時株主総会資料)。
つまり、ヨドバシカメラやサポーレ、M’s RELIER NAGOYAといったテナントは、あくまでも再開発が本格化するまでの暫定的な活用という側面もあります。一方で、名鉄名古屋駅直結という立地の価値は変わらないため、どのような形で再開発が進んでも高い集客力を維持できると考えられます。
長期的な視点で見ると、名鉄ビルを含む名駅エリアの再開発は名古屋市全体の都市計画とも密接に関わっています。リニア中央新幹線の開業に向けた名古屋駅周辺の整備が進むなか、名鉄ビルの将来像は名古屋の街づくりにとっても重要なテーマです。再開発の具体的な方向性については、名鉄が2026年度内に公表するとしている情報を待つ必要があります。
まとめ
名鉄百貨店本店は2026年2月28日に閉店し、その跡地である名鉄ビルには「ヨドバシカメラ マルチメディア名鉄名古屋店」が2026年9月16日にオープンしました。売場面積約11,900㎡・5フロア構成という大型店舗は、名駅エリア初のヨドバシカメラとして大きな注目を集めています。また、跡地ではスーパーマーケット「サポーレ」やギフトコーナー「M’s RELIER NAGOYA」も順次オープンしており、段階的な商業活用が進んでいます。一方、名鉄は建物の長期的な再開発計画を見直し中であり、その方向性は2026年度内に公表される予定です。名古屋の玄関口がどのように生まれ変わっていくのか、今後の動向からも目が離せません。
参考文献・出典
- 名古屋鉄道株式会社 — 名鉄ビル(旧・名鉄百貨店本店)において家電量販店「ヨドバシカメラ」を出店します(2026年7月10日) — https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2026/__icsFiles/afieldfile/2026/07/10/26-07-10Yodobashi.pdf
- ヨドバシカメラ — 「ヨドバシカメラ マルチメディア名鉄名古屋店」2026年9月16日(水)オープン — https://global.yodobashi/news/2222/
- 名古屋鉄道株式会社 — 第162回定時株主総会資料(2026年5月28日) — https://www.meitetsu.co.jp/ir/stock_info/meeting/__icsFiles/afieldfile/2026/05/28/162shosyu_1.pdf
- 名古屋鉄道株式会社 — 名鉄バスターミナルビル(旧・名鉄百貨店本店)においてスーパーマーケット「サポーレ」を出店します(2026年6月19日) — https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2026/__icsFiles/afieldfile/2026/06/19/26-06-19saporeopen.pdf
- 名古屋鉄道株式会社 — ギフトコーナー「M’s RELIER NAGOYA(エムズルリエ名古屋)」を名鉄名古屋駅中央改札口前に開業します(2026年5月15日) — https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2026/__icsFiles/afieldfile/2026/05/15/26-05-15msreliernagoya.pdf
- 名古屋鉄道株式会社 — ニュースリリース一覧 — https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/index.html