再開発・街の話題

森ビル再開発で変わる虎ノ門周辺の2026年最新状況

「虎ノ門ってどんな街に変わったの?」「森ビルの再開発で不動産価値はどうなるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。虎ノ門エリアは、森ビルが主導する大規模な再開発によって、ここ10年で劇的に変貌を遂げた東京屈指のエリアです。この記事では、虎ノ門ヒルズを中心とした再開発の経緯と現状、そして周辺の不動産市場への影響について、初心者にもわかりやすく解説します。再開発エリアへの投資や居住を検討している方にとって、判断材料となる情報をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

虎ノ門ヒルズ誕生の経緯と再開発の全体像

虎ノ門ヒルズ誕生の経緯と再開発の全体像のイメージ

まず押さえておきたいのは、虎ノ門ヒルズが一度に完成したわけではなく、段階的に拡張してきた複合都市だという点です。森ビルが主導するこのプロジェクトは、複数の市街地再開発事業を組み合わせながら、約10年をかけて形成されてきました。

起点となったのは2014年に竣工した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」です。その後、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が2020年1月に竣工し、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が2022年に続きました。そして2023年7月、最後のピースとなる「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が竣工し、4棟体制が完成しています(森ビル株式会社 公式サイト)。

ビジネスタワーは「虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業」として、森ビルをはじめ約30件の地権者と進めた再開発事業です(森ビル株式会社)。一方、ステーションタワーは「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」として、2016年の準備組合設立、2018年の都市計画決定、2019年の着工という段階を経て完成しました。こうした複数の事業が連携することで、現在の虎ノ門ヒルズは区域面積約7.5ha、延床面積約80万m²という巨大な複合都市へと成長しています。

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ステーションタワーとグラスロックの詳細

ステーションタワーとグラスロックの詳細のイメージ

虎ノ門ヒルズの最新棟であるステーションタワーは、その規模と機能の両面で注目を集めています。地上49階建て、高さ約266mという超高層タワーは、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発された多用途複合施設です(森ビル株式会社)。オフィス・商業・ホテル・文化施設などが集積しており、単なるオフィスビルではなく、街全体の機能を担う拠点として設計されています。

ステーションタワーが属する「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、A-1・A-2・A-3の3つの街区から構成されています。A-1街区がメインタワーのステーションタワー、A-2街区が「グラスロック」、A-3街区が「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」です(森ビル株式会社)。

グラスロックは、東京都港区虎ノ門一丁目に位置する地上4階・地下3階、高さ約30m、延床面積約8,800㎡の施設で、用途は店舗・駐車場等とされています。2024年8月に竣工し、2025年春の開業が予定されていました(森ビル株式会社 プレスリリース)。この低層棟が駅前の広場空間と連続することで、歩行者が自然に回遊できる立体的な街並みが形成されています。

森ビル公式によると、虎ノ門ヒルズの開発区域面積は約7.5ha、全体の延床面積は約792,000㎡です。事業費については、公式ページで確認できるのは「約1,670億円」とされています(森ビル株式会社)。

虎ノ門ヒルズ駅と交通インフラの整備

再開発の大きな特徴のひとつが、鉄道駅の新設と一体的に進められた点です。東京都の資料では、「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は「地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となって、周辺の広場空間と立体的に連続する広場を整備し、交通結節機能強化とにぎわいの創出を図る」事業であると説明されています(東京都都市整備局)。

つまり、駅と街が一体化して設計されていることが、虎ノ門ヒルズの最大の特徴といえます。駅の改札を出ると、そのまま商業施設や広場に接続される動線は、利用者の利便性を大幅に高めています。また、環状第2号線の開通も加わり、道路・鉄道の両面で交通アクセスが強化されました。

港区の都市再生整備計画(令和5年3月時点)では、令和4年8月にまちづくりガイドラインを改定し、令和5年3月に大街区協議会が設立されたことが記されています(港区)。これは、各開発の進展や虎ノ門ヒルズ駅の開業によって地区を取り巻く環境が大きく変化したことへの対応です。行政と民間が連携しながら、街全体の価値を高めようとする姿勢が見て取れます。

港区の都市計画と周辺エリアへの影響

港区は虎ノ門エリアをどのように位置づけているのでしょうか。港区の都市再生整備計画によると、地区全体を「滞在快適性等向上区域」として設定し、公共施設と一体的に歩行者空間・オープンスペースを整備することで、来街者が滞留し憩える空間を創出するとしています(港区)。

この方針は、不動産投資の観点からも重要な意味を持ちます。行政が公式に「滞在快適性の向上」を掲げてインフラ整備を続けるエリアは、長期的に人の流れが維持されやすいと一般的には考えられています。歩行者空間の充実は商業施設の集客力を高め、それがオフィス需要や居住需要にも波及する可能性があります。ただし、実際の賃料水準や空室率といった定量的なデータは、2026年9月時点で本記事のリサーチ範囲では確認できていないため、最新情報は不動産専門家や各公的機関の公式サイトでご確認ください。

また、六本木・虎ノ門地区のまちづくりガイドラインも改定されており、港区は地区全体の魅力向上に継続的に取り組んでいます(港区)。こうした行政の動きは、エリアの将来性を判断するうえで欠かせない情報です。再開発が一段落した後も、行政主導の整備が続くことで、街の質が維持・向上されることが期待されます。

再開発エリアの不動産投資を考えるうえでのポイント

再開発エリアへの不動産投資を検討する際、どのような視点を持つべきでしょうか。虎ノ門のような大規模再開発エリアには、独特の特徴と注意点があります。

まず重要なのは、再開発の「完成度」を見極めることです。虎ノ門ヒルズは2024年8月にグラスロックが竣工し、主要な建設工事は一段落しています(東京都都市整備局)。建設中のエリアは工事による騒音や景観の変化が生じますが、完成後は整備された環境の恩恵を受けられます。虎ノ門エリアはすでに主要な工事が完了しているため、今後は「完成した街」としての評価が定まっていく段階にあるといえます。

次に、交通利便性の変化に注目することが大切です。虎ノ門ヒルズ駅の開業と環状第2号線の開通により、このエリアの交通アクセスは大きく改善されました。交通インフラの整備は、周辺物件の資産価値に直接影響する要因のひとつとして、一般的に重視されています。ただし、価格への反映タイミングや程度は個別の物件・市況によって異なるため、具体的な投資判断は専門家への相談をお勧めします。

さらに、エリアの用途構成を理解することも欠かせません。虎ノ門ヒルズはオフィス・商業・ホテル・住宅が混在する複合開発です。居住用物件への投資を検討する場合は、周辺の住環境(騒音・日照・生活利便施設の充実度など)を現地で確認することが重要です。再開発エリアは利便性が高い反面、大規模な商業・オフィス施設が隣接するため、生活環境の特性を事前に把握しておく必要があります。

まとめ

虎ノ門エリアは、森ビルが主導する「虎ノ門ヒルズ」シリーズの4棟が2014年から2024年にかけて順次完成し、区域面積約7.5ha・延床面積約80万m²の複合都市へと変貌を遂げました。ステーションタワーは地上49階・高さ約266mで、日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発されており、交通利便性と都市機能の両立が実現しています。港区は地区全体を「滞在快適性等向上区域」に設定し、歩行者空間の整備を継続しており、行政と民間が連携した街づくりが進んでいます。

不動産投資の観点では、再開発の完成度・交通インフラの充実・行政の都市計画方針の3点を総合的に判断することが大切です。虎ノ門エリアへの投資や居住を検討している方は、ぜひ現地を訪れて街の雰囲気を体感するとともに、最新の市況データを専門家に確認しながら慎重に判断を進めてください。

参考文献・出典

  • 東京都都市整備局 – 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/machizukuri/shigaichi_seibi/sai-kai/saikaihatsu/toranomong_3_24
  • 森ビル株式会社 – 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー https://www.mori.co.jp/projects/toranomonhills/station-tower/
  • 森ビル株式会社 – 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー https://www.mori.co.jp/projects/toranomonhills/business-tower/
  • 虎ノ門ヒルズ 公式サイト – 虎ノ門ヒルズについて https://www.toranomonhills.com/about/
  • 港区 – 六本木・虎ノ門地区まちづくりガイドライン https://www.city.minato.tokyo.jp/toshikeikaku/kankyo-machi/toshikekaku/kekaku/rokutora.html
  • 港区 – 都市再生整備計画(六本木・虎ノ門地区)第2回変更 https://www.city.minato.tokyo.jp/documents/76502/20250822173614.pdf
  • 森ビル株式会社 – 虎ノ門ヒルズ「グラスロック」が竣工 https://www.mori.co.jp/img/article/240829_1.pdf
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