この記事の結論
- 横浜市旧市庁舎の跡地は2026年3月19日、「BASEGATE横浜関内」としてグランドオープンした。
- 旧行政棟は解体されず、星野リゾート運営のホテルとして保存・活用されている。
- JR関内駅前の再開発により、周辺エリアの不動産市場にも注目が集まっている。
横浜市旧市庁舎の跡地が今どうなっているのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。「解体されたのか」「何ができたのか」「周辺の不動産相場への影響は?」といった疑問を持つ方に向けて、この記事では2026年9月時点の最新情報をもとに、旧市庁舎の移転経緯から跡地の現状、そして周辺エリアの不動産動向まで、わかりやすく解説します。歴史ある建物がどのように生まれ変わったのか、ぜひ最後までお読みください。
横浜市庁舎はなぜ移転したのか

横浜市の旧市庁舎は、関内エリアに長年にわたって市政の中心として機能してきた建物です。しかし建物の老朽化や、市民サービスの効率化・集約化を目的として、横浜市は新市庁舎への移転を決定しました。新市庁舎はみなとみらい地区に建設され、行政機能は順次移転が進められました。
旧市庁舎の行政棟は、建築家・村野藤吾氏が設計した8階建ての建物で、戦後建造物としては初めて横浜市認定歴史的建造物に認定されています(横浜市プレスリリース)。歴史的・文化的価値が高いと評価されたため、解体ではなく保存・活用の方針が選ばれました。これは単なる建て替えではなく、地域の記憶を継承しながら新しい価値を生み出す取り組みとして注目を集めました。
移転後の跡地活用については、横浜市が「旧市庁舎街区活用事業」として民間事業者と連携しながら計画を推進してきました。関内エリアは横浜の歴史的な中心地であり、この再開発が地区全体の活性化につながると期待されていました。
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旧行政棟は解体されたのか?保存活用の実態

多くの方が気になる「旧行政棟は解体されたのか」という疑問に対する答えは、「解体されていない」です。横浜市は旧市庁舎行政棟を横浜市認定歴史的建造物として認定し、その価値を守りながら新たな用途に転用する道を選びました(横浜市 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2025/0805kyuushichousya.html)。
現在、旧行政棟は星野リゾートが運営するホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」として活用されています。OMOブランドは「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトとしており、歴史的な建物の外観や雰囲気を活かしながら、現代的なホテルとして生まれ変わりました。戦後建造物として初の歴史的建造物認定という希少な価値が、ホテルの大きな魅力になっています。
隣接地には33階建ての新築棟も建設されており、旧行政棟の保存と新築棟の建設が一体となった複合開発が実現しています。歴史と現代が共存するこの街区の姿は、全国的にも珍しい再開発の成功事例として評価されています。
BASEGATE横浜関内とはどんな場所か
2026年3月19日にグランドオープンした「BASEGATE横浜関内」は、ホテル・ライブビューイングアリーナ・商業・オフィスが一体となった大規模複合街区です(横浜市観光情報 https://www.welcome.city.yokohama.jp/topics/tp_detail.php?tpid=T04442)。総延床面積は約128,500㎡にのぼり、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅前という抜群のアクセスを誇ります。みなとみらい線「日本大通り」駅からも徒歩圏内にあり、横浜の主要エリアとの回遊性も高い立地です。
商業エリアには全55店舗が入居しており、なかでも注目を集めているのが「スタジアム横バル街」です。34店舗からなるこの飲食ゾーンは、国内最大級の小割飲食ゾーンとして案内されており(三井不動産プレスリリース https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2025/0924/download/20250924.pdf)、野球観戦後の食事や地元の方の日常使いにも対応できる多彩な店舗が揃っています。すぐ近くにはプロ野球・横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムがあり、スポーツ観戦と食事を組み合わせた新しい楽しみ方が生まれています。
ライブビューイングアリーナの存在も、この街区の大きな特徴のひとつです。コンサートやスポーツイベントの映像を大画面で楽しめる施設は、エンターテインメントの新たな拠点として機能することが期待されています。商業・ホテル・エンタメが一か所に集まることで、平日・休日を問わず多くの人が集まる街区を目指しています。
横浜市の関内エリア全体の再開発計画
BASEGATE横浜関内の開業は、関内エリア全体の再開発計画の一部に位置づけられています。横浜市は旧市庁舎街区活用事業だけでなく、教育文化センター跡地活用事業、横浜文化体育館再整備事業、みなと大通りおよび横浜文化体育館周辺道路の再整備など、複数の事業を並行して進めています(横浜市 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/genshichoshagaikutou/koukyou/kokyokukan.html)。これらの事業が連動することで、回遊性とにぎわいを地区全体へ広げる方針が示されています。
関内エリアはもともと横浜の歴史的な中心地であり、開港以来の文化や商業の蓄積があります。しかし近年は都市機能の分散や建物の老朽化が課題となっており、今回の大規模再開発はエリア全体の再生を目指す取り組みとして位置づけられています。複数の事業が段階的に完成していくことで、2026年以降も関内エリアの変化は続いていく見通しです。
また、横浜市は公共空間の活性化にも取り組んでおり、歩行者が快適に回遊できる環境づくりを進めています。BASEGATE横浜関内を核として、周辺の商店街や観光スポットとのつながりが強化されることで、関内・関外エリア全体の魅力向上が期待されています。
周辺の不動産相場への影響はどうなるか
大規模な再開発が完成すると、周辺エリアの不動産市場に影響が出ることは一般的によく知られています。関内エリアの場合も、BASEGATE横浜関内のオープンや複数の再開発事業の進展が、周辺の賃貸・売買市場に注目を集めるきっかけになっています。
まず押さえておきたいのは、関内エリアの交通利便性の高さです。JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン・みなとみらい線の3路線が利用できる環境は、居住地としても職場としても魅力的です。再開発によって商業・飲食・エンタメ施設が充実したことで、生活利便性がさらに向上し、エリアへの関心が高まっています。
一方で、不動産相場への具体的な影響は個別の物件や時期によって大きく異なります。再開発エリアの近隣では地価や賃料が上昇する傾向が一般的とされていますが、実際の数値は市場の動向や経済環境にも左右されます。投資や居住を検討する際は、最新の相場情報を不動産会社や公的機関で確認することが重要です。また、再開発が完成した直後は注目が集まりやすい反面、実際の生活環境や利便性を自分の目で確かめてから判断することをおすすめします。
オフィス需要という観点でも、BASEGATE横浜関内には商業だけでなくオフィス機能も含まれており、関内エリアへの企業進出が増えれば、周辺の賃貸需要にも好影響が出る可能性があります。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、個別の物件や用途によって状況は異なります。
まとめ
横浜市旧市庁舎の跡地は、2026年3月19日に「BASEGATE横浜関内」としてグランドオープンし、ホテル・ライブビューイングアリーナ・商業・オフィスが一体となった大規模複合街区に生まれ変わりました。旧行政棟は解体されることなく、横浜市認定歴史的建造物として保存され、星野リゾートが運営するホテルとして活用されています。55店舗の商業エリアや国内最大級の飲食ゾーン「スタジアム横バル街」など、多彩な施設が揃い、関内エリアの新たなランドマークとなっています。
横浜市はこの事業を含む複数の再開発を並行して進めており、関内エリア全体のにぎわい創出を目指しています。周辺の不動産市場への影響も含め、今後の動向に注目が集まっています。最新情報は横浜市の公式サイトや各施設の公式情報でご確認ください。
参考文献・出典
- 横浜市 旧市庁舎街区等の活用 — https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/genshichoshagaikutou/
- 横浜市 公共空間の活性化について — https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/genshichoshagaikutou/koukyou/kokyokukan.html
- 横浜市 「旧横浜市庁舎行政棟」を戦後建造物で初の歴史的建造物に認定 — https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2025/0805kyuushichousya.html
- 横浜市観光情報 「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」3/19(木)グランドオープン! — https://www.welcome.city.yokohama.jp/topics/tp_detail.php?tpid=T04442
- 三井不動産 JR「関内」駅前 大規模ミクストユース型プロジェクト「BASEGATE 横浜関内」2026年3月19日グランドオープン(プレスリリース) — https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2025/0924/download/20250924.pdf
- BASEGATE横浜関内 公式サイト — https://www.basegate-yokohama-kannai.com/
- BASEGATE横浜関内 よくあるご質問 — https://www.basegate-yokohama-kannai.com/faq/