この記事の結論
- きらぼし銀行の一部繰上返済手数料は、窓口では最大55,000円かかるが、きらぼしホームダイレクト(インターネット)なら無料です。
- 全額繰上返済は変動金利で融資実行後10年超なら無料、10年以内は11,000円、固定金利期間中は33,000〜55,000円です。
- 手数料を抑えるには、きらぼしホームダイレクトを活用することが最も確実な方法です。
住宅ローンの繰上返済を検討しているとき、「手数料がいくらかかるのか」は見落としがちな重要ポイントです。せっかく利息を節約しようと繰上返済を決意しても、手数料が高ければその効果が半減してしまいます。きらぼし銀行の住宅ローンを利用中の方にとって、窓口とインターネットで手数料がどう違うのか、また金利タイプによって金額がどう変わるのかを正確に把握しておくことは、返済計画を立てるうえで欠かせない知識です。この記事では、きらぼし銀行公式情報をもとに、繰上返済手数料の仕組みを分かりやすく整理します。
繰上返済とは何か、まず基本を押さえよう

繰上返済とは、毎月の定期返済とは別に、まとまった金額を元本に充てる返済方法のことです。元本が減ることで、その後に発生する利息も少なくなるため、総返済額を圧縮できる効果があります。住宅ローンのような長期借入では、早い段階で繰上返済を行うほど利息軽減効果が大きくなるのが一般的です。
繰上返済には大きく2種類あります。ひとつは「一部繰上返済」で、借入残高の一部だけを前倒しで返済する方法です。もうひとつは「全額繰上返済」で、残高をすべて一括で返済してローンを完済する方法です。どちらを選ぶかによって、きらぼし銀行での手数料も異なってきます。
また、一部繰上返済には「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」という2つの方法があります。返済期間短縮型はローンの完済時期を早める方法で、返済額軽減型は毎月の返済額を減らす方法です。どちらが有利かは個人の状況によって異なりますが、一般的には利息軽減効果が大きいのは返済期間短縮型とされています。
お持ちのマンションは、いま売るといくらか 無料のAI査定で確かめる
一部繰上返済の手数料、窓口とネットで大きな差がある

きらぼし銀行の住宅ローン「選択上手」における一部繰上返済の手数料は、手続き方法と金利タイプによって大きく異なります。きらぼし銀行公式サイト(2025年9月25日現在)によると、固定金利期間中に窓口で手続きする場合、繰上返済額が1,000万円以下なら33,000円、1,000万円を超えると55,000円の手数料がかかります。
一方、きらぼしホームダイレクト(インターネットバンキング)を利用すれば、固定金利期間中でも一部繰上返済の手数料は無料です。変動金利期間中も同様で、窓口では5,500円かかりますが、きらぼしホームダイレクトなら無料となっています。この差は非常に大きく、繰上返済を複数回行う予定がある方ほど、インターネット手続きを活用するメリットが高まります。
ただし、変動金利期間中に最終返済期日をそのまま据え置いて一部繰上返済する場合は、別途「返済条件変更手数料」として5,500円が必要となります。さらに、この据え置き型の一部繰上返済はインターネットでは取り扱えないため、窓口での手続きが必要です。この点は見落としやすい注意点ですので、事前に確認しておきましょう。
全額繰上返済(完済)の手数料はどうなるか
住宅ローンを一括で完済する全額繰上返済の場合、手数料の体系は一部繰上返済とは少し異なります。きらぼし銀行公式サイト(2025年9月25日現在)によると、固定金利期間中の全額繰上返済は、繰上返済額が1,000万円以下で33,000円、1,000万円超で55,000円です。この点は一部繰上返済と同じ水準です。
変動金利期間中の全額繰上返済については、融資実行後10年以内なら11,000円、10年を超えていれば無料という仕組みになっています。つまり、変動金利で長く借り続けてきた方が完済する場合、手数料がかからないケースも十分あり得ます。なお、全額繰上返済をインターネットで申し込めるかどうかについては、公式サイトの料金表では「-」表記となっており、詳細は店頭窓口でご確認ください。
また、きらぼし銀行の住宅ローンには保証料の支払い方式が複数あります。保証料一括型・分割型・融資手数料型のいずれかを選んでいますが、融資手数料型(借入額の2.2%を当初に支払う方式)は、繰上返済時などに返戻がない点にも注意が必要です。繰上返済を検討する際は、自分がどの方式を選んでいるかを契約書で確認しておくことをおすすめします。
他行との手数料比較で見えてくること
きらぼし銀行の繰上返済手数料を他の大手銀行と比較すると、インターネット活用の重要性がより鮮明になります。三井住友銀行では、SMBCダイレクト(インターネットバンキング)を使えば一部・全額繰上返済ともに無料で、窓口では一部16,500円・全額33,000円です(2025年10月1日現在、三井住友銀行公式サイトより)。三菱UFJ銀行も、一部繰上返済はインターネット無料・店頭16,500円となっています(2025年8月1日現在、三菱UFJ銀行公式サイトより)。
みずほ銀行はみずほダイレクトなら0円・店頭33,000円、りそな銀行はインターネットで0円・店頭では金利タイプにより5,500円または33,000円となっています(各行公式サイトより)。こうして見ると、大手各行に共通するのは「インターネット手続きなら手数料が大幅に安くなる」という傾向です。きらぼし銀行も同様の構造を持っており、固定金利期間中の窓口手数料が最大55,000円と高めに設定されている分、インターネット活用の恩恵が特に大きいといえます。
ただし、各行の手数料は商品や時期によって変更される場合があります。最新の情報は必ず各銀行の公式サイトまたは店頭窓口でご確認ください。また、きらぼし銀行のインターネット支店の無担保ローンは、住宅ローンとは別の手数料体系(全額・一部繰上返済とも3,300円)となっていますので、ご自身が利用している商品を正確に把握することが大切です。
手数料を抑えて賢く繰上返済するための手順
繰上返済の手数料を最小限に抑えるためには、まず自分の住宅ローンの金利タイプと現在の状況を確認することから始めましょう。固定金利期間中なのか変動金利期間中なのか、また融資実行からどれくらいの年数が経過しているかによって、かかる手数料が大きく変わります。
次に、きらぼしホームダイレクトへの登録状況を確認してください。インターネットバンキングを利用できる環境があれば、一部繰上返済の手数料を無料にできます。まだ登録していない方は、きらぼし銀行の公式サイトまたは店頭で登録手続きを行うことをおすすめします。手数料の節約額が大きいため、登録の手間をかける価値は十分あります。
繰上返済を実行する前には、手数料を差し引いた実際の利息軽減効果を試算することも重要です。特に固定金利期間中に窓口で手続きする場合、手数料が33,000〜55,000円かかるため、繰上返済額が少ないと手数料負けするケースも考えられます。繰上返済のタイミングや金額については、銀行の担当者に相談しながら慎重に判断することをおすすめします。なお、きらぼし銀行の住宅ローン「選択上手」の融資金額は100万円以上3億円以内、融資期間は35年以内という基本条件も、返済計画を立てる際の参考にしてください。
まとめ
きらぼし銀行の繰上返済手数料は、手続き方法と金利タイプによって大きく異なります。固定金利期間中に窓口で手続きすると最大55,000円かかる一方、きらぼしホームダイレクトを使えば一部繰上返済は無料です。変動金利期間中の全額繰上返済も、融資実行後10年を超えていれば手数料がかかりません。手数料を抑えるための最善策は、インターネットバンキングを積極的に活用することです。繰上返済を検討している方は、まず自分の金利タイプと契約内容を確認し、きらぼし銀行の公式サイトまたは店頭窓口で最新情報を確かめてから手続きを進めてください。
参考文献・出典
- きらぼし銀行 住宅ローン「選択上手」商品内容 — https://www.kiraboshibank.co.jp/kariru/juutaku/sentakujouzu/outline.html
- きらぼし銀行 住宅関連ローン 金利一覧 — https://www.kiraboshibank.co.jp/kinri/juutakuloan.html
- きらぼし銀行 最大金利引下げプランのご案内 — https://www.kiraboshibank.co.jp/kariru/juutaku/plan.html
- きらぼし銀行 住宅ローンご利用中のお客さま — https://www.kiraboshibank.co.jp/kariru/juutaku/riyouchu/
- きらぼし銀行 インターネット支店 よくあるご質問 — https://www.kiraboshibank.co.jp/netbranch/faq.html
- 三井住友銀行 ローン手数料(住宅ローン等) — https://www.smbc.co.jp/kojin/fee/loan.html
- 三菱UFJ銀行 借入後に必要な住宅ローン手数料 — https://www.bk.mufg.jp/tesuuryou/jutaku.html
- みずほ銀行 ご利用中の契約内容変更の手数料一覧 — https://www.mizuhobank.co.jp/loan_housing/customer/fee.html
- りそな銀行 住宅ローンの手数料・諸費用 — https://www.resonabank.co.jp/kojin/jutaku/fee/