土地・戸建て売却

練馬区の一戸建て売却相場2026年|エリア別価格と損しない売り方

この記事の結論

  • 2026年の練馬区の土地相場データ一戸建て売却相場は、成約ベースで中央値6,400万円前後です。
  • エリアによって4,800万円〜1億円超と大きく差があるため、町名で相場を確認することが重要です。
  • 築年数・面積・駅距離の3要素が価格を左右するため、売る前に複数の相場データを比べてください。

練馬区の一戸建てを売ろうと考えたとき、「いくらで売れるのか」が一番気になるところではないでしょうか。相続した実家の処分、住み替え、ローンの残債整理など、売却を考える理由はさまざまです。しかし「相場がわからないまま不動産会社に任せてしまい、安く売ってしまった」という後悔は避けたいものです。この記事では、最新データをもとに練馬区の一戸建て売却相場を町名別・築年数別・面積別に整理し、売却前に知っておくべき費用や税金の基本もわかりやすく解説します。

2026年の練馬区一戸建て相場はいくらか

2026年の練馬区一戸建て相場はいくらかのイメージ

まず押さえておきたいのは、「相場」には2種類あるという点です。不動産ポータルサイトに掲載されている「売り出し価格」と、実際に売買が成立した「成約価格」は異なります。売り出し価格は高めに設定されることが多く、実際の成約価格はそれより低くなるのが一般的です。

成約ベースのデータを見ると、近年の練馬区戸建て相場は中央値6,400万円前後となっています。直近2年間で複数件の取引が行われており、データとしての信頼性は比較的高いといえます。

一方、売り出し価格ベースでは、SUUMOの2026年7月時点のデータで中央値6,000万円(建物95㎡・土地97㎡・築21年が中央値)、アットホームの直近3ヶ月平均では6,480万円という数字が出ています。つまり、売り出し価格と成約価格はおおむね6,000万〜6,500万円の範囲に集まっているといえます。

また、国土交通省の2026年地価公示(令和8年地価公示)によると、練馬駅から420m地点の地価は1㎡あたり616,000円で、鑑定評価書では「土地が画地規模100㎡程度で6千万円前後、新築建売住宅で8千万円台」と記されています(国土交通省不動産情報ライブラリ)。これは公的機関が認定した価格水準であり、相場の目安として参考になります。

ここまでのまとめ: 練馬区の一戸建て売却相場は、成約ベースで中央値6,400万円前後が目安です。

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エリアによって相場は大きく変わる

エリアによって相場は大きく変わるのイメージ

練馬区は広く、町名によって相場が大きく異なります。「練馬区の相場は6,400万円」という数字だけを見て判断するのは危険です。自分の物件がある町名の相場を個別に確認することが、正確な価格把握への近道です。

2026年第1四半期の成約データ(Conone調べ)では、町名別の中央値に大きな開きがあります。大泉学園町は4,800万円、西大泉は4,900万円と比較的手ごろな水準です。一方、東大泉は6,800万円、春日町は6,700万円、富士見台は6,600万円と、同じ練馬区でも2,000万円近い差があります。

さらに、1件あたりの売却価格が高いエリアとして注目されるのが、練馬駅周辺や石神井エリアです。SUMiTASのデータでは、小竹町10,900万円、旭丘10,166万円、石神井町9,951万円、氷川台9,350万円という数字が出ています。これらのエリアは土地の広さや駅近の条件が重なり、高値がつきやすい傾向があります。

国土交通省の2026年地価公示(令和8年地価公示)では、石神井台エリアの評価書に「110㎡超の住宅地で5千万円前後、新築戸建住宅で6千万〜7千万円台程度」と記されており、駅からやや距離があるエリアでは価格帯が下がることも確認できます。同じ練馬区でも、町名が違えば相場が2倍以上になることがあるという点は、売却前に必ず確認してください。

ここまでのまとめ: 町名によって4,800万円〜1億円超と幅があるため、自分の物件の町名で相場を調べることが大切です。

築年数と面積が価格に与える影響

エリアと並んで価格を大きく左右するのが、築年数と建物の延床面積です。この2つの要素を理解しておくと、「なぜ隣の家より安いのか」「どうすれば高く売れるか」が見えてきます。

LIFULL HOME’Sの売却AI相場(2026年8月時点)では、延床面積70㎡の物件を例にとると、築5年で5,245万円、築10年で5,058万円、築20年で4,684万円、築30年で4,310万円という推計が出ています。築5年と築30年を比べると、約935万円の差が生じる計算です。築年数が経つほど価格が下がるのは自然なことですが、土地の価値が高いエリアでは建物の老朽化による影響が相対的に小さくなる場合もあります。

面積の影響も見逃せません。同じ築10年でも、延床60㎡では4,353万円、70㎡では5,058万円、100㎡では7,170万円という推計になっています(LIFULL HOME’S調べ)。面積が広いほど価格が上がるのは当然ですが、注目すべきは「面積が増えた分だけ比例して上がるわけではない」という点です。100㎡の物件は60㎡の約1.65倍の価格ですが、面積は約1.67倍です。つまり、面積と価格はほぼ比例しており、広い物件が特別に割高になるわけではありません。

実際の売却事例を見ると、南大泉の100㎡・築1年が6,400万円、上石神井の60㎡・築2年が5,800万円、南田中の140㎡・築29年が7,300万円、下石神井の90㎡・築1年が7,400万円といった取引が確認されています(ハウスドゥ、2025年4月時点)。築年数が古くても土地が広ければ高値がつくケースもあり、一概に「古いから安い」とはいえません。

ここまでのまとめ: 築年数が古いほど価格は下がりますが、土地の広さや立地次第で高値がつくこともあります。

売却にかかる費用と税金の基本

物件が高く売れても、費用や税金を引いた「手取り額」が重要です。売却前に主な費用の種類を把握しておくと、資金計画が立てやすくなります。

まず、不動産会社に支払う仲介手数料(売却を仲介してもらう報酬)があります。国土交通省の案内によると、仲介手数料には上限が定められており、1,000万円の取引では上限39.6万円(税込)です(国土交通省)。6,000万円の物件であれば、計算上の上限はおおよそ198万円(税込)前後になります。これは売却代金から差し引かれるため、事前に確認しておくことが大切です。

次に、売却益が出た場合の税金です。自宅を売った場合、国税庁の「マイホームを売ったときの特例」として、譲渡所得(売却益)から最高3,000万円まで控除できる制度があります(国税庁)。所有期間の長短に関係なく適用でき、以前に住んでいた家屋については「住まなくなってから3年を経過する日の属する年の12月31日まで」に売ることが要件の一つです。ただし、適用条件は個別の事情によって異なるため、詳細は税理士や国税庁の公式サイトでご確認ください。

そのほか、売買契約書に貼る印紙税、住宅ローンが残っている場合の抵当権抹消費用(登記費用)なども発生します。これらは物件の状況によって金額が変わるため、不動産会社や司法書士に事前に確認することをおすすめします。

ここまでのまとめ: 仲介手数料・譲渡所得税・登記費用などを差し引いた「手取り額」を事前に計算しておくことが重要です。

高く売るために知っておきたい3つのポイント

相場を把握したうえで、少しでも高く売るために意識したいことがあります。これは特別なテクニックではなく、売却の流れを正しく理解することで自然と実践できることです。

重要なのは、複数の不動産会社に査定を依頼することです。査定額は会社によって異なることがあります。1社だけに任せてしまうと、相場より低い価格で売り出してしまうリスクがあります。最低でも2〜3社に査定を依頼し、その根拠を比較することで、適正な売り出し価格の判断材料が得られます。

売り出し価格の設定も大切です。高すぎると買い手がつかず、長期間売れ残ることで「何か問題があるのでは」と思われてしまいます。一方、安すぎると損をします。東京都の令和6年地価調査によると、練馬区の住宅地の対前年変動率は4.5%と上昇傾向にあります(東京都財務局)。市場が上向きのときは、焦って値下げする必要はありません。

また、物件の状態を整えることも効果的です。内見(買いたい人が実際に家を見に来ること)の印象は成約率に影響します。大がかりなリフォームは必ずしも必要ありませんが、清掃や不用品の片付けは費用をかけずにできる準備です。売り出し前の状態整備は、費用をかけずに印象を上げる最も手軽な方法です。

ここまでのまとめ: 複数社への査定依頼・適正な売り出し価格の設定・物件の状態整備が、高値売却への基本的な準備です。

まとめ

2026年の練馬区一戸建て売却相場は、成約ベースで中央値6,400万円前後です。ただし、町名によって4,800万円台から1億円超まで大きな差があり、築年数・面積・駅距離によっても価格は変わります。売却を検討する際は、まず自分の物件がある町名の相場を複数のデータで確認し、次に仲介手数料や税金を含めた手取り額を計算することが大切です。3,000万円の特別控除など、自宅売却に使える税制上の特例もあるため、税理士への相談も選択肢に入れてください。焦らず、正確な情報をもとに判断することが、後悔しない売却への第一歩です。

ご自身の物件が実際にいくらになるかは、成約データをもとにした査定で確かめるのが最も確実です。

参考文献・出典

  • SUUMO 東京都練馬区の一戸建て売却価格相場 — https://suumo.jp/baikyaku/chukoikkodate/soba/tokyo/sc_nerima/
  • LIFULL HOME’S 東京都練馬区の一戸建て査定・売却価格相場 — https://www.homes.co.jp/satei/kodate/tokyo/nerima-city/
  • アットホーム 練馬区の中古住宅の価格相場 — https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/souba/tokyo/nerima-city/
  • Conone 練馬区の戸建て売却相場 2026年最新 — https://conone.jp/market/tokyo/nerima-ku/house
  • ウチノカチ 練馬区の中古一戸建て価格相場(2026年) — https://utinokati.com/details/house/place/13120/
  • 東京都財務局 令和6年地価調査 基準地価格等(東京都) — https://www.zaimu1.metro.tokyo.lg.jp/kijun/R06nen/02-01_R6kijunchikakaku.pdf
  • 国土交通省 不動産情報ライブラリ 鑑定評価書(令和8年地価公示)練馬-46 — https://www.reinfolib.mlit.go.jp/landPrices_/realEstateAppraisalReport/2026/13/2026131200046.html
  • 国土交通省 不動産情報ライブラリ 鑑定評価書(令和8年地価公示)練馬-36 — https://www.reinfolib.mlit.go.jp/landPrices_/realEstateAppraisalReport/2026/13/2026131200036.html
  • 国土交通省 不動産取引に関するお知らせ(仲介手数料) — https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bf_000013.html
  • 国税庁 No.3302 マイホームを売ったときの特例 — https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3302.htm

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