本記事は、賃貸住宅の成約データをもとに、東京都と神奈川県の賃料㎡単価中央値の動きを毎月追う定点観測である。2026年6月の成約分では、東京都(固定9市区)の㎡単価中央値は4,706円/㎡で前月比+1.3%、前年同月比+4.5%、神奈川県(固定37市区)は2,798円/㎡で前月比+0.2%、前年同月比+4.8%となった。成約件数は東京都が22,074件、神奈川県が29,286件。賃料中央値は東京都が14.00万円で面積中央値28.3㎡、神奈川県が8.50万円で面積中央値29.2㎡となっている。値下げ発生率は東京都が31.4%、神奈川県が23.9%となった。
2026年6月の家賃インデックス(東京都・神奈川県)
エリアが増えたぶんだけ数字が動いてしまうと定点観測にならないため、直近24ヶ月を通じて毎月十分な成約件数があった市区だけを固定して指数を作っている。
東京都
固定9市区・成約22,074件
4,706円/㎡
前月比▲1.3%前年同月比▲4.5%
賃料の中央値 14.00万円専有面積 28.3㎡値下げ発生率 31.4%
神奈川県
固定37市区・成約29,286件
2,798円/㎡
前月比▲0.2%前年同月比▲4.8%
賃料の中央値 8.50万円専有面積 29.2㎡値下げ発生率 23.9%
前月=2026年5月/前年同月=2025年6月。2026年6月に成約した賃貸住宅の集計値(独自集計)。
㎡単価の推移(直近24ヶ月)
月ごとの成約から求めた㎡単価の中央値を並べた。上のカードと同じ固定の市区で比べている。賃貸の成約は1〜3月に偏る季節性があるため、前月比よりも前年同月比のほうが実態に近い。
㎡単価の中央値(円/㎡)の推移。点にカーソルを合わせるとその月の数値が出る。
市区別の前月比(2026年6月/2026年5月比)
成約件数が100件以上あった市区のうち、㎡単価の中央値が前月から動いた幅の大きい市区を上下に並べた。
前月比 上昇トップ10市区
前月比 下落トップ10市区
棒の長さは前月からの増減率の大きさ。
市区別の一覧
成約件数が100件以上あった市区を、㎡単価の中央値が高い順に並べた(前月比は2026年5月比、前年同月比は2025年6月比)。市区名をクリックすると、その市区の間取り別・築年帯別の家賃相場ページに移動する。
| 市区 | ㎡単価 | 前月比 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 港区 | 5,553 | +0.9% | +4.1% |
| 千代田区 | 5,382 | +2.2% | +5.5% |
| 中央区 | 5,050 | -0.6% | +2.7% |
| 新宿区 | 4,729 | +0.1% | +6.7% |
| 品川区 | 4,665 | +2.6% | +5.7% |
| 目黒区 | 4,569 | +2.7% | — |
| 台東区 | 4,550 | +0.3% | +3.2% |
| 江東区 | 4,444 | +1.9% | +5.9% |
| 文京区 | 4,439 | +1.3% | +4.3% |
| 墨田区 | 4,330 | +2.3% | +4.7% |
| 世田谷区 | 3,803 | +1.7% | +6.3% |
| 荒川区 | 3,798 | +0.9% | — |
| 杉並区 | 3,699 | +0.7% | +5.9% |
| 市区 | ㎡単価 | 前月比 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 横浜市西区 | 3,692 | +3.4% | +6.6% |
| 横浜市中区 | 3,655 | -1.9% | +1.5% |
| 川崎市川崎区 | 3,514 | +2.5% | +7.9% |
| 川崎市中原区 | 3,407 | 0.0% | +5.3% |
| 横浜市南区 | 3,359 | +3.2% | +5.0% |
| 川崎市幸区 | 3,317 | +0.2% | +4.1% |
| 横浜市神奈川区 | 3,299 | +2.9% | +3.9% |
| 横浜市鶴見区 | 3,229 | +3.2% | +4.7% |
| 川崎市高津区 | 3,095 | +0.6% | +5.1% |
| 横浜市港北区 | 3,021 | +2.7% | +4.1% |
| 鎌倉市 | 2,768 | +2.9% | +7.0% |
| 横浜市保土ケ谷区 | 2,743 | +0.8% | +11.2% |
| 川崎市多摩区 | 2,718 | +1.9% | +5.1% |
| 横浜市磯子区 | 2,641 | -5.2% | +3.4% |
| 川崎市宮前区 | 2,633 | +6.4% | +5.3% |
| 横浜市金沢区 | 2,543 | +0.4% | +8.5% |
| 藤沢市 | 2,479 | +0.4% | +8.2% |
| 海老名市 | 2,451 | +5.3% | +9.4% |
| 川崎市麻生区 | 2,428 | 0.0% | +9.0% |
| 横浜市都筑区 | 2,415 | -2.8% | +5.0% |
| 横浜市青葉区 | 2,405 | +0.5% | +5.4% |
| 逗子市 | 2,389 | — | — |
| 横浜市緑区 | 2,370 | -7.0% | +9.3% |
| 横浜市旭区 | 2,367 | +4.5% | +0.3% |
| 横浜市戸塚区 | 2,329 | -3.6% | +5.0% |
| 横浜市港南区 | 2,308 | -9.2% | -4.5% |
| 相模原市南区 | 2,260 | +1.8% | +6.0% |
| 横浜市瀬谷区 | 2,222 | -2.5% | +7.5% |
| 茅ヶ崎市 | 2,216 | -4.6% | +5.3% |
| 横浜市栄区 | 2,179 | -12.1% | -2.9% |
| 相模原市緑区 | 2,178 | -2.9% | +8.1% |
| 横浜市泉区 | 2,165 | -6.0% | +10.5% |
| 相模原市中央区 | 2,125 | +1.1% | +7.2% |
| 厚木市 | 2,030 | -4.0% | +1.5% |
| 横須賀市 | 2,011 | -1.1% | -1.0% |
| 伊勢原市 | 1,825 | +5.6% | +9.9% |
| 秦野市 | 1,684 | +1.0% | -9.1% |
| 綾瀬市 | 1,665 | -2.9% | — |
値下げ発生率の推移
募集開始時の賃料より低い金額で成約した割合。集計基準を見直した2026年1月以降のみ掲載している。
値下げ発生率(%)。上のカード・折れ線と同じ固定の市区で集計している。
今月の所見
- 水準では東京都4,706円/㎡に対し神奈川県2,798円/㎡と開きがある一方、前年同月比は東京都+4.5%、神奈川県+4.8%と近い水準で、6月単月の前月比は東京都+1.3%、神奈川県+0.2%となった。
- 市区別では港区5,553円/㎡、千代田区5,382円/㎡が上位で、中央区は前月比-0.6%となった。前月比の振れは川崎市宮前区+6.4%から横浜市栄区-12.1%まで幅がある。
- 値下げ発生率は東京都が2026年5月31.0%から6月31.4%、神奈川県が同22.7%から23.9%へ推移した。市区別では中央区33.3%が高く、横浜市緑区15.4%が低い水準となっている。
- 前年同月比は東京都の上位市区で新宿区+6.7%、江東区+5.9%、品川区+5.7%などプラスが並ぶ一方、横浜市港南区-4.5%、横浜市栄区-2.9%のようにマイナスの市区も見られる。
集計方法と注意点
- 本記事の数値は、当社が独自に集計している賃貸住宅の成約データ(募集が終了した時点の確定賃料)にもとづく集計値である。個別の物件情報は掲載していない。
- ㎡単価は「確定賃料 ÷ 専有面積」で求め、月ごとの中央値を採用した。平均値は少数の高額物件に引きずられるため用いていない。
- 都県別の指数は、直近24ヶ月を通じて毎月十分な成約件数があった市区に固定して算出している(掲載エリアが増えたことによる見かけ上の変動を避けるため)。市区別の表にはこの固定を適用していない。
- 値下げ発生率は、募集開始時の賃料より低い金額で成約した件数の割合である。
- 値下げ発生率は集計基準を見直した2026年1月以降のみ掲載している。それ以前の月とは水準を単純に比較できないため掲載していない。
- 市区別は成約件数が100件以上、都県別は500件以上ある月のみ掲載した。件数が下回る月は「—」と表示するか、グラフでは点・棒を描いていない。
- 増減率は上昇に「+」、下落に「-」を付けて表記した。冒頭のカードでは上昇を▲、下落を▼の矢印で示している。
- 対象は2026年6月に成約した分である。成約データは時間をかけて積み上がるため、直近月の数値が固まるまでには相応の時間がかかる。そのため本インデックスは発行月の2ヶ月前を対象月としている。
- 対象エリアは東京都と神奈川県のうち、集計に足る成約件数が得られている市区に限られる。全国・全市区を網羅したものではない。
関連ページ
- 東京・神奈川の家賃相場(駅別・市区別):駅ごと・市区ごとの間取り別家賃相場と、築年帯別の㎡単価を掲載している。
- 世田谷区の家賃相場:間取り別の相場早見表と、築年帯別の㎡単価。
- 新宿区の家賃相場:間取り別の相場早見表と、築年帯別の㎡単価。
集計日:2026年08月30日/次回更新:2026年9月上旬